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ルーマニアに帰って行ったイラクの友達。

ポーランド語のクラスで一緒だったイラク人の友達が、ルーマニアに帰って行った。

ルーマニアの大学に在籍していて、ポーランドの大学に留学していたということらしい。またポーランドに戻ってくるの?と聞いたら、また来るよ、と言っていた。そういえば、ポーランド人の彼女がいるって言ってたもんなぁ、会いにくるのかなぁ。

ルーマニアの大学を卒業したらどうするの?イラクに帰るの?と聞いたら、ヨーロッパのどこかに行くかなぁ、と言っていた。

イラクに帰るの?と聞いてはみたものの、イラクはISILの問題で全土が危険地域となっている。とても帰れる状況ではない。

年齢は、30代後半。どうやって、国を出てきたのだろうか。出てこれたのだろうか。彼の父親は、学者だと言っていた。家庭環境により、国外に出るチャンスがあったのかもしれない。。。

でもVISAはどうなってるんだろう。。。会えないことが分かってから、知りたいことがアレコレ。。。

イラクの現状をあれこれ聞いてみたいと思っても、あれこれ聞けるほど、わたしは社会情勢に詳しくなくて、何を聞いたらよいのかも分からず、ただ時間は過ぎていった。

聞きにくいことを1つ聞いていい?と、質問したのは、イスラム教について。

日本は、仏教やら神道やら”宗教”および"宗教らしい"ものはあるんだけれど、信仰心はあっても全員がその信徒かというと、ちょっと違う。。。信徒になるには、自分で門を叩く必要がある。

イスラム教徒は、どうやってイスラム教徒になるの?特別に勉強したりするの?と聞いたところ、学校でコーランを読むんだと教えてくれた。お互いに、つたない英語で会話しているため誤解もあるかもしれないが、コーランを使って文字の勉強もすると言っていた。へぇー、なるほど。

あと、言いにくいことを1つ伝えてもみた。"日本人"はね、八百万の神様がいると思ってるんだよー、と。"神様"といっても、それは、イスラム教の"神様"とは違う意味だと思うのだけれど、山だったり、川だったり、木だったり、食べ物だったり、ありとあらゆるところに、"神様"がいると考えているんだー。ということを伝えたら、びっくりしていた。え?八百万?????( ̄▽ ̄)と。

唯一神であるイスラム教徒にとっては、2でも許されないことなのに、八百万という数には心底驚いたことでしょう。。。

彼自身は、イスラム教を絶対だとは思っていないと言っていた。背景については聞かなかったので、個人的な理由かもしれないし、現在のイラクが抱える問題に起因したことかもしれない。

私個人の考えでは、"神様"という存在が具体的には分からないのだけれど、あらゆるものに感謝するっていう気持ちはあることを伝え、うーーーん、”神様”というか”見えない何か”、”フォース”だね、と。何か分からないけれど、"何か"が助けてくれることって、あるよねーーーーー、と。

彼も、うんうん、わかるよー、と頷いていた。





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