【閲覧注意】僕がストレンジャー・シングス シーズン4にハマらなかった理由。【ネタバレあり】
つい先程、『ストレンジャー・シングス』シーズン4を完走した。
ドラマが配信されたのは5月27日に対して、僕が本作を見終わったのは7月13日。約47日(1ヶ月半)ほどかかってしまっている。たったの全9話なのにだ。
その数字を見ただけでも、僕がどれだけ今作にハマらなかったのか分かってもらえると思う。正直、自分でも「ひとつのドラマを見るのにどれだけ時間かけてるんだよ!」ってツッコみたくなるほど…笑
高校時代は「昨日のストシン見た?!」なんて学校で友達と楽しく語っていたのに、なぜこうなってしまったのか…。
このモヤモヤを1人で抱え込むのが死ぬほど苦しいので、僕がシーズン4にハマらなかった理由について、いくつか語らせてもらう。
※題材が題材なだけに、どうしてもファンの方を傷つけてしまうような内容になっているので、できれば注意しながら読んでもらいたい。
※また、今シーズンがハマらなかったとはいえ、僕は『ストレンジャー・シングス』というドラマが大好きということも理解して欲しい。
その① キャラクターが増えすぎ
そもそも『ストレンジャー・シングス』というドラマは、80年代を舞台にしたジュブナイル…言わば少年少女たちの群像劇が売りのひとつであるが、今作はキャラクターが増えすぎたことで全体的にごちゃつき、群像劇としての魅力が半減しているように感じた。
これまではあくまで群像劇とは言え、主人公はマイクとエルの2人であり、そのおかげで主軸のストーリーも分かりやすかったのに対して、今回はキャラが増えすぎたことでどこに向かって話が進んでいるのか全然分からない。あとマイクめちゃくちゃ影薄い。
今シーズンは、主に大きく分けると
・スティーブ、ナンシー、ロビン、ダスティン、ルーカス、マックス、エディ
・ホッパー、エンゾ、ジョイス、マレー
・マイク、ウィル、ジョナサン、アーガイル
・エル、001、ブレナー博士
という4つのパートで分かれており、特に1列目なんて、こんなに無駄に大勢で固まって行動する必要あるのか…?とすら何度も疑問に思った。
のちのち大量虐殺をするために集めてるのかな?なんて思ったけど、ただ単に描ききれないのでキャラを固めて一緒に行動させてただけっていう…。
特に「ジョナサン、マイク、ウィル、アーガイル」のチームなんて特にそれが露骨で、どのキャラも結局最後までほとんど活躍せず、かなり退屈なパートだった。アーガイルが、シリーズ屈指の個性つよつよキャラなのも、その退屈さを紛らわせるための穴埋めだと思うのだが、全然意味がなかったね…。
またシリーズ4でヴェクナの犠牲になるのが、ぽっと出の新キャラばかりで、どうでもいいやつらばかり死んでいくのな本当につまらない。後半になるにつれて、しつこいくらい色んなキャラが死亡フラグをばら撒くのだが、過去シリーズからいるキャラで亡くなったのはブレナー博士のみだし、主要キャラで死んだのもエディただ1人だけという。しかも、エディもシーズン4からの新キャラ。処理しきれないのならば、もっと減らす必要がある。
そもそも4話でマックスが一度危険な目に合ったものの助かるというあの展開が蛇足だった。ヴェクナという凶悪な存在を相手に「メインキャラでも平気で殺すよ」という緊張感がほしかった。そして、それをフックにしてでもキャラクターをもっと減らしていってほしかった(キャラが渋滞しているから余計に)。
ダファー兄弟はメインキャラを殺すことにびびってるのかな…。それかNetflix側が子供も見るから人気キャラは殺すなって言ってるのかな。 そうだったとしたらかなりお金の匂いがするドラマになるけど…。
あとこれは普通に関係ない愚痴なのだが、最終回で、手足を折られて心臓まで止まったマックスだけが生き返り、「街を守るため」に自ら犠牲になって死んだエディはそのままという展開が意味不明すぎる。
別にエディもあの状況ならわざわざ布を切ったり、家を飛び出して行かなくても良かったと思うし、前話でスティーブが助かってるんだから殺す必要も無かったと思う。
メインキャラとサブキャラの扱いの差に若干モヤモヤが残る。殺すならみんな平等に殺してほしいし、殺せないのならみんな生かしてほしい。サブキャラばかりを殺して、メインキャラは生き残る。そのバランスが中途半端すぎる。
もはやエディを指名手配犯にしてまったせいで、脚本上もう殺すしか解決策がなく、仕方なく「こうするしかなった…」感がすごい。
残されたお父さんへの慈悲はともかく、エディ自身は結局このままずっと連続殺人鬼として名前が残り続けるわけだし、エディは最後まで何も救われなかった気がする。主要キャラに対する贔屓が生み出した悲劇。可哀想だ。
あとあれね、シーズン3のラストで死んだはずのホッパーが実は生きてました!っていう展開も正直めちゃくちゃ興ざめなわけだけど、もしこのまま最終章まで全キャラが生き残ってたらまじで拍子抜けするかもしれない。
その② 規模が大きくなりすぎ
①でかなりダラダラと長めに書いてしまったが、ここからは短めにぽんぽん行かせてもらう。
『ストレンジャー・シングス』の群像劇要素が魅力的に感じるのには、もうひとつ理由がある。それはホーキンスという限られた空間の中で、それぞれのキャラクターたちが絶妙にすれ違いながらもみんな謎に向かって進んでいく、あのムズムズ感とスッキリ感だ。あれが最高に良かった。
シーズン4になって、舞台はホーキンスだけには留まらず、「カルフォルニア」と「カムチャッカ半島(ロシア)」という世界規模にまでスケールが大きくなる。ホーキンス特有の閉鎖感が無くなってしまったことで、さらに脚本は複雑になり、キャラクターは空気になっていく。
尤も、観ていたらわかると思うが、『ストレンジャー・シングス』は極めてホラー要素の強いドラマで、今までは舞台を街に限定することで「逃げられない」という恐怖がより一層増していたわけだが、今回は街とは全く関係ない景色や風景が頻繁に画面に映るので、そのハラハラ感が一気に薄れてしまっていたように思える。
その③ ホラー要素が失敗
これは②の話の延長線でもあるのだが、シーズン4は公式が「史上最恐」と謳っていたように、とにかくホラー要素が多い。
これまでの『ストレンジャー・シングス』は、コメディ要素や恋愛要素、友情ドラマ、家族ドラマの中に程良いバランスでホラー要素が散りばめられていたのに対し、今回は基本的にホラー描写が8割くらい。ずっと視聴者を怖がらせようとしており、物語に緩急がなくなっていた。
本来なら怖がらせられるはずのシーンでも、全然怖さを感じない。どのシーンも、ただ闇雲にでかい音を出してるだけのように思えてしまった。それと前述した通り、ホーキンスという街特有の閉鎖感が無くなったことで、そもそも映像として怖くないのだ。
これまでは敵が未知の生物という不気味さが良かったものの、今回はかなり人間に近い見た目をしたヴェクナが相手。しかも遠くから幻覚を見せて、遠隔で殺すというなんでもありな設定が、逆に緊張感を薄れさせる。本当に全てが空回りしていた。
④ 1話1話が長い
正直これが一番きつい。これまでは1エピソードにつき40分から50分ほどで気軽に見られるドラマだったのに対し、今シーズンは全て1時間越え。最終回なんて2時間半もある。なぜか急に重量感のある濃密なドラマへと変わってしまった。
まぁそれがダメ!とまでは思わないけど、今までと同じような気持ちで挑んでしまったせいで胃もたれを起こした。毎話毎話「長いな…長いな…ストレンジャーシングスってこんな長かったっけな…」と稲川淳二みたいになっていて、完全に製作者側とのギャップに打ちのめされてしまっていた。
もうドラマとしても終盤に差し掛かってきて、作品として勢いづいたのは良い事だが、このままでは僕の中でストレンジャー・シングスがストレンジャー・シングスじゃないままに終わってしまう…。どうか僕の心配が杞憂であってほしいと願う。
ということで、
最後までご愛読ありがとうございました。
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