1年

気づかぬ内に最低の日から1年が経ったことに気が付きました。
それと同時に、1年もの月日が経ったにもかかわらず空いた穴がまだ塞がって無いことにも気が付いてしまい、その最低さで1年前の最低の記録を更新し、めでたく今日が1番最低な日になりました。
この1年、まさかこんな風に過ごせるとは想像も出来なかったくらいの幸せな瞬間も、楽しい瞬間も沢山ありました。でも、この事実に気づいてしまった今日、この1年間のそれらの瞬間は"時間が全て解決してくれるという安心"の元にあったものだということを知り、その仮説が間違っていたという事実の元、自分の手の中に確かにあると感じていた幸せも消滅した様に感じます。
今は全く幸せを感じたくありません。自分の心が信用出来ず全部嘘の様に思えてしまうからです。
楽しい様な時も、自分は今何をしてるんだろうと思ってしまいそうだからです。
私は心が痛む時、無理やり自分を痛め付けることで元々そこにある痛みを紛らわそうとする傾向にあります。だから心が痛んでいる時はなんでも普段以上に頑張れます。
幸せを感じたくありません。
幸せを感じてしまうと、元々そこにある痛みが目立って余計に痛いからです。
今私がこうしている間何を思っているのかも分からない現状を直視出来ない代わりに、自分の事だけに集中出来ているふりをすると少し気が楽な様にも感じます。
今は自分だけの殻に籠って殻の内側をずっと眺めていたい気分です。心配に思ってくれる誰かに外から殻をこじ開けられて、光を刺そうとされたく無い。暗いままただ1人で籠って居たい。光があると影が目立ちます。全てが暗ければ、いつかどこに影があったのかも忘れて生活できる様な気がするからです。