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恋愛経験が少ない人の婚活の始め方

【恋愛経験が少ない人ほど、婚活しまくるべし】と書いたものの、私自身、婚活(恋活)を始めるまでには随分時間がかかりましたし、恋愛に奥手な方にとって、まず何より婚活というものに足を踏み入れること自体が大きなハードル、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は婚活へのハードルの下げ方、また恋愛経験が少ない人向けの“婚活のいろは”について、書きたいと思います。

自己肯定感が低い人

まず、私自身やまわりの友人を見ていても感じることですが、恋愛経験が少ない人というのは自己肯定感が低い人が多いのではないかと思います。
「どうせ私なんて選ばれない」と思って婚活に躊躇する。
例え好意を寄せられることがあっても、「そんなはずない」とか「何か裏があるに違いない」と疑ってしまい、上手くいかない。

そんな方はぜひ、どんな些細なことでもいいので自分磨きをしてみてください。
自分磨きと言っても外見を整えることだけでなく、何か勉強や資格取得に励んだり、一日一善を心がけたり、自分で自分を褒めてあげられることなら何でもいいのです。
自分を褒めることすらためらう人もいるかもしれませんが、努力すると不思議と、「頑張ったんだからこれだけのことがあってもいいよね」と幸せな自分を受け入れられるようになります。
もちろん、外見を磨くことも“手っ取り早い”という意味でおすすめです。
きちんとした美容院に行く、眉毛を整える、ダイエットする。
取りかかりやすいという意味での“手っ取り早さ”もありますし、かなしいかな、外見が変わるとまわりの反応も変わる、という“手っ取り早さ”もあります。

一気に変わろうとしなくても大丈夫。
何よりも大切なのは、一つ一つ、きちんとクリアして、しっかり自分を褒めてあげることです。

これ以上傷つくのがこわい人

自己肯定感が低いことにも繋がりますが、もしかしたら過去に心ない言動に傷つけられたことがあり、もうこれ以上傷つきたくないから婚活に踏み出せない、という人もいるかもしれません。

婚活、つまり、結婚するほどの人と出会うためには、その過程で人と向き合い、ぶつかり合うことも必要なので、大なり小なり傷つくことは不可避かと思います。

これは、どんなに美人な人でも、ハイスペックな人でも、誰にでも起こり得ることです。
傷つける意図がなくても不用意に失礼な発言をしてしまう人もいますし、あまりに考え方が違って理解できない言動に怒りを覚えることもあるでしょう。

人と関わるからには、傷つくことは避けられない。
そうなったときに、味方になってくれ、共感してくれ、励ましてくれる友人や家族を思い浮かべておきましょう。
私も婚活仲間とお互いに愚痴を言い合えばスッキリしましたし、好きになった人から傷つけられたときには友人に泣いて電話をし、話を聞いてもらいました。

ただ、同じ独身の、しかも同性の友達とばかりつるむのはおすすめしません。たまに愚痴る分にはいいのですが、愚痴ったことが盛り上がったり共感されると多少高揚感があるため、それをまた味わおうと無意識に愚痴れるようなネタを探す可能性があります。
また、婚活仲間なら少なからず足の引っ張り合いのようなことが起こるかもしれませんし、結婚に興味がない友達や本当に仲のいい友達ならしっかりと受け止めてくれるとは思いますが、残念ながら有益なアドバイスはもらえないと思います。
あくまでも結婚を目指しているので、結婚している友人や異性の友人に話を聞いてもらい、結婚した側、女性(または男性)を選ぶ側から意見をもらって次に活かすのが婚活での愚痴り方としてはおすすめです。

また、環境やタイミングによっては、親身に話を聞いてもらえる人がまわりにいないこともあると思います。
そんな場合は、BARなどに顔を出して話を聞いてもらうのもいいのではないでしょうか。
こちらも、意見が偏らないようにいくつか話しやすいお店をめぐるのがいいと思います。お店でオーナーさんと話す、またそんなお店を見つけること自体がコミュニケーションの上達に繋がりますし、新たな出会いが生まれる可能性もあるので一石三鳥くらいのお得さがあります。

具体的な婚活のやり方で言えば、マッチングアプリなど自分一人で進めていくものよりも、結婚相談所のような、担当者がついてくれるものがおすすめ。
お相手に傷つけられた場合は報告の義務もありますし、何より担当者さんはあなたの結婚に関する一番の理解者になってくれるはずです。
ただ、担当者さんとの相性もありますので、婚活でのお相手選び同様、しっかり自分に合う相談所・担当者を見極めることが大切です。

婚活に恥ずかしさを感じている方

自分が恋人がほしいと思っていたり、結婚したいと思っていることを人に知られるのが恥ずかしい、という人も一定数いるように思います。もしバレてしまったら恥ずかしいから、婚活に踏み込めなかったり、婚活そのものを恥ずかしいと思っている人もいるかもしれません。

しかしこれは、かなりもったいない。
「婚活してます!」とまわりに宣言するだけで、「そういえばあの人婚活してるって言ってたな」と誰かを紹介してくれたり、紹介まではなくても婚活の情報があれば教えてもらえたり。一緒に活動してくれる婚活仲間も見つかるかもしれません。
どうしても恥ずかしい場合は、マッチングアプリや結婚相談サービス(結婚相談所よりも簡易的なもの。結婚相談所での最初のお見合いはホテルのラウンジなどが多いのでバレバレです)が良いと思います。マッチして一緒にいるところを知人に見られたとしても、「友達なんだ」とかなんとか誤魔化すことは可能です。
ただ、カフェなどで「あの二人、明らかに今日初めて会ったな」とわかることもよくあるので、バレるのが恥ずかしい場合は初対面でも自然に接せられるように事前にテレビ電話などしてから会うのがいいと思います。

とはいえ、婚活は何も恥ずかしいことではありません。もしからかうような人がいても無視すれば良いですし(むしろめちゃくちゃ素敵な人を見つけて見返すための原動力にしましょう)、私はやはり、公言することはメリットが多いと思っています。
なんとなく婚活するのが恥ずかしい、と思っている人は、まずまわりに「婚活している」と宣言することが婚活の第一歩です。

恋愛にそれほど興味がないので、婚活もピンときてない人

これは私のまわりに多いのですが、恋愛体質ではないのでなんとなく誰とも付き合わずに過ごしてきたけれど、いざ適齢期になって結婚はしたいと思ってもどうしたらいいのかわからないし、異性ともどう接したらいいのかわからない、という人。
結婚はしたいけれど、条件だけを見て何の感情もない人と結婚したいと思うほどではない。
おそらくですが、「結婚は恋愛の先にあるもの」「好きにならないと結婚できない」というある種の思い込みもあるのだと思います。

恋愛は今まで必要としていなかったけど、結婚はしたい。
そういう場合、急に恋愛しようと思い詰める必要はなく、ただ穏やかに過ごせる人、安心できる人を見つければいいのです。
私は、結婚するなら“親友にもなれる人”がいいと思っています。ですので、そもそも会って緊張してしまうような相手、ドキドキする相手は結婚には向かないのです。
クラス替えなどがあると仲良くなれそうな人、話しやすい人を探すと思いますが、その感覚でいいと思います。“婚活”とは言っても、気負う必要はまったくないのです。

ただ、大事なのは親友“にも”なれる人、だということ。「この人は完全に友達だな」という人は、異性としての魅力を感じていないわけで、こちらもまた結婚には向かない相手です。
「それって結局恋愛?」と思うかもしれませんが、恋愛感情と触れられて不快ではないか、はまた違うと思っています。恋愛、というよりも、触れられても嫌ではないかどうか、もしくは触れてみたいと思うかどうかで判断してみてください。

お相手はもちろん恋愛したい人もいますが、恋愛にも個人差があります。穏やかな恋愛を好む人もいるので、恋愛を求めていない人だけを探す必要もありません。
また、もし人生で一度は恋愛してみたいと思うなら、好きになれる人を探すのももちろんアリです。
恋愛はいくつになってもできます。
今までしたことないから、と諦める必要はなく、そんなあなたを包み込んでくれる人は必ず現れます。

とにかく動くこと

婚活は始めるまでが勇気がいると思いますが、美容院に行く、マッチングアプリをダウンロードする、友達に「一緒に婚活しようよ」と声をかける、そんなどんなに小さな一歩でも行動すればそれは婚活です。
とにかく始めてしまえば、不思議とその後、足は軽くなると思います。
小さな一歩が、人生を変えるかもしれない。
そして何より、小さな一歩を踏み出した、きちんと行動したというただそれだけでも、すでにあなたは大きく変わっているのです。

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