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婚活の遍歴をふりかえる③~マッチングアプリ編~

前回マッチングアプリデビューについて書きましたが、その後10年近くマッチングアプリを利用し続け、登録するアプリも増えて最終的に6つのアプリを入れていました。
具体的に挙げると、最初に登録した《Omiai》を筆頭に《ペアーズ》《with》《マリッシュ》《youbride》《ゼクシィ縁結び》の6つです。
ちなみに、Omiaiと同時期かそれよりも前に《パートナーズ》というブラウザ上でマッチングできるサービスも利用していました。当時は特に年齢の絞りはありませんでしたが、現在は40、50代向けに特化しているようです。

基本的には“婚活”をしていたので、「真剣な人が多い」という評判のアプリを選んで登録。
私が住んでいるのは都会ではないので、「登録者数が多い」という理由からペアーズ、withにも登録した、という感じです。
結果、夫とはペアーズで出会い、結婚しました。夫と知り合う前に何人か会うに至った人もいましたが、圧倒的にペアーズが多かったです。やはり、近隣に登録者がいなければ、いくら全体的に見て真剣な人が多く登録していてもどうにもならなかったですね…。
これはあくまでも、若くもなく、容姿も良くない私の話です。前述したパートナーズを利用していた当時はまだ若い部類だったので、登録者数の少なさにも関わらずいいねももらえていたし、何人かお会いすることもできました。

しかし年齢やスペックなど他が同じ条件の場合、地域格差はそのまま婚活格差にもなると思います。
私の知り合いはけっこうな美人さんでしたが、地元では思った人と会えないから、と遠路はるばる九州から東京まで赴いて婚活パーティーに参加していたそうです。結果的には紹介された地元の方と結婚しましたが、その行動力たるや!

ちなみに私は夫からいいねをもらったのですが、夫は車で2時間ほどかかる隣県に住んでいました。当初自分の住んでいる県だけで探していたそうですが、範囲を広げて、私を見つけてくれたそうです。
こういった話はよく聞くので、アプリ利用者が少ない地域で活動する場合は、あきらめず範囲を広めてみることをおすすめします。

アプリ利用者の特徴

アプリを10年近く利用した私の印象を書いていきますね。
あくまでも、10年以上前~コロナ中くらいの間のことですし、「詐欺」と言われるのが嫌で盛っていない写真をプロフィールに載せていた私、としての主観です。

まず、アプリを利用している男性の印象。
以前、5割コミュ障、4割ヤリモク、まともな人(会話が成立する人)は1割、と書いたのですが、10年以上アプリを利用して、終盤はだんだんヤリモクの人の割合が増えてきてるな…と感じていました。
コロナ中は出会いの場が限られていたので真面目に利用している人も多かったと思いますが、コロナが落ち着いた今、さらにヤリモクは増えているのではないかと推測します。

ヤリモクについては、話が長くなりそうなので別で書くことにしますね。

アプリにはびこる“コミュ障タイプとは”

さて、私が体感で一番多いタイプだなと感じたのが、コミュ障な人です。
気軽に始められる上、いきなり対面で会うよりはハードルが低いからか、あらゆる婚活の中で“コミュニケーションが苦手なんだろうな”という男性が一番多かったのがマッチングアプリ。

婚活はスピード勝負ということもあり、「これは会っても話は弾まないだろうな」「この人はヤバそうだ…」と感じた人はメッセージの段階でお断りしていました。
会ってもいないのに“コミュ障”だなんて失礼だ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、メッセージの段階でそもそもやり取りが続かない、という人がほとんどなんです。

私が実際に出会ったコミュ障さんとのメッセージのやり取りはこんな感じです。↓

・隣県の人とマッチングして一週間メッセージなし→1週間後初めて来たメッセージが「車持ってません」(挨拶も何もなく、唐突に、です)
・毎日ひたすら「今日は〇〇を食べました」の報告で、さすがにコメントが尽きて一日放置したらその日からメッセージが来なくなった
・「風邪引かないようにあたたかくしてください」とメッセージが来たので「やさしいんですね☺️」と返したら、そこから毎回、どんなメッセージでもさいごに「あたたかくしてください」と書かれるようになって怖くなってブロックした(「今日は仕事でした。あたたかくしてください」のような具合)
・やり取りが途絶えていた人から半年後に「復帰しました」と連絡が来たので「アプリお休みしてたんですか?」と返したら「❔」とだけ返事が来た
・「〇〇だよね?」「僕は〇〇だよ?」「今は〇〇だよ?」と全ての末尾に?が付く
・マッチングした人から「仲良くなったらいろんなカフェに一緒に行けたらなと思ってメッセージしました」とメッセージが来たので「カフェ巡り好きなので嬉しいです!」と返したら「カフェというかスイーツ巡りですね」と返事が来た

※ふつうに会話が噛み合わない人は多すぎるので省略してます

実際に会うに至ったコミュ障さん

上記のようにメッセージからすでにコミュ障を発揮する人もいますが、メッセージは逆にめちゃくちゃ饒舌、というタイプのコミュ障さんもたくさんいました。
メッセージではある程度まともに会話できたのに、会ってみたら大げさでなく一言、二言しか言葉を発しないんです。
会ってみて、私のことを“ナシ”だと思ったから話さなかった、とも考えられますが、それにしてもなんていうか、終始オドオド、キョドキョドした感じだし、私が話しかけたことに頷くくらいしかしてくれず、そんな会話もままならない苦痛な1軒目の食事を終えてやっと帰れる!と思ったら「2軒目どうしますか」と言われたり…。

ただ、「全然しゃべってくれないなんて有り得ない!」と一度きりで切ってしまうのは勿体ない、という側面もあります。現に私の夫もかなりの緊張しぃなので、数回目まではあまりスムーズに会話できませんでした。
私は「メッセージのやり取りで話がかみ合わなかったりイライラした人とは、会っても同じだろう」と判断して会う前に切っていましたが、メッセージでは普通に会話が弾んだのなら、緊張している可能性を考慮して、数回会ってみることをおすすめします。

それでは、実際に会ってみて、もう二回目はないな…と思った人はどんなコミュ障さんだったのか?
以下、私の実体験です。

この方もメッセージのやり取りはわりと普通で、会う約束まではスムーズだった記憶があります。しかし、会ってみるとまったく目が合わず、ほとんどしゃべってくれず、、、
不穏な空気を感じつつも、その方が飲み屋さんを予約してくれていたのでとりあえずお店に向かいました。お店に着くなり、スタスタと奥のソファ席へ。(これはまぁいい。うちの夫もそうでした)
コースで飲み放題付きだったので私がハイボールを注文すると、その方が「えっハイボールって美味しくないですよね」と一言。⬅まず、第一ポイント❗自分が選んだものや好きなものなどにケチをつけらたら、いい気分はしませんよね…。
ちなみにコミュ障とはまた違うのですが、アプリで実際に会った人はネガティブ発言をする人が本当に多かったです!出てきた料理に対して「味が濃い」だの「量が少ない」だの言う人もいましたし、仕事の愚痴を延々と言う人も、、、愚痴を言う人とは「一緒にいて楽しい」とは絶対思えないので、男女問わず婚活でネガティブ発言はご法度です。

さてさて、ハイボールをけなされはしたものの、「コースだから2時間我慢すれば解放される・・・!」と腹をくくった私。会話もほとんどないままなんとか苦痛な時間をやり過ごし、いよいよメニューが出そろったところで、「え、これは?」と男性がメニューを見ながら不満そうに言いました。どうやら食べたいメニューがあったけれどそれはコースには含まれてなかったらしい・・・⬅第二ポイント❗
いやいや、自分でコース頼んだんだからそこは事前にチェックしといてよ😂まぁ誰にでもあるような凡ミスは置いておいても、自分がコース内容をよく見ずに予約したことを棚に上げてお店が悪い、これは人気メニューなんだから当然コースに入れておくべきだろう、という態度だったのが無理でした…。

そして私が一番驚愕したのは、このあと。飲み放題が2時間だったので、90分過ぎたころ店員さんがドリンクのラストオーダーを聞きに来てくれたのですが、「え、なんで?2時間でしょ?」と…😱⬅第三ポイント❗
おそらくその男性は、コミュニケーションが苦手すぎて今まで飲み会などに参加したことがなく、飲み放題のラストオーダーシステムを知らなかったんだと思います。
飲み会が苦手なのは仕方ない、と思いつつ、やはりいい年をした大人が当然知っていそうなことを知らない、というのはあまりにも人生経験が乏しく、結婚相手としては見れないなぁと思ってしまいました。(さらにここでも、自分が無知なだけなのに、店がおかしいような言い方をしたのがトドメでしたが)

コミュニケーションが苦手なことが罪かと言えば、決してそんなことはありません。ですが、「相手がしゃべってくれるだろう」「自分はずっとこの性格だから仕方ない」「わかってくれる人だけでいい」という気持ちは透けて見えますし、相手を気遣う配慮が一切ない、常識的なことを知ろうともしてこなかった、という姿が垣間見えると、それ以上踏み込もうと思う気持ちは失せてしまいます。
緊張しやすい人は、メッセージの段階で「とても緊張しやすいタイプなので会ってもうまくしゃべれないかもしれません」と予め伝えておいたり、実際に会った後も「緊張してうまく話せずにすみません」と一言フォローするなどすれば、印象はガラッと変わるので、きちんと誠意を見せることが大事なのだと思います。

何度も言いますが、夫も気心が知れるまではコミュニケーション下手で会話が弾むなんてことはありませんでしたが(笑)、今は誰よりも会話が楽だし、きちんと話を聞いてくれるし、私のわがままを受け止めてくれるし、私にとって最もコミュニケーションが心地よいと感じる相手です。
なので、マッチングアプリに潜むコミュ障さんのほとんども、“原石”なのだと本気で思ってます。
二人で協力し合い、支え合い、助け合うことが必須な《結婚》を目指すのですから、「会話をしてくれない」と切り捨てたり「うまく話せない性格だから仕方ない」と諦めたりせず、まず相手を思いやること。そうやって真摯に活動していれば、自分に最適なパートナーは必ず現れます。

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