「受験当日」とは何なのか。
こんちは、塾長のうえてぃーです。
さて先日、1/15,16に共通テストがありましたね。受験生のみなさんお疲れ様です🙇♂️
何やら数学1Aがスーパー難化したらしく、落ち込む受験生をちらほらみかけました。そんな生徒には
受験は相対評価(周りとの差で争う)だから、過去問より点数が下がっても全然問題ないんですよー
っと声をかけて回っております。
さて今回、共通テストが終わったのをいい機会として「受験」が何なのかを少し論じたいと思います。ここでいう受験とは「受験当日」のことです。
二次試験でも活かせるので、よければ活用してくださいね👍
○受験当日にありがちな「よくない」考え方
さて、まずは受験当日にありがちな「よくない」考え方を紹介します。
結論から言うと、これは
点数を意識しすぎた受験
のことです。
確かに、受験はもちろん「合格」を目指して行うものです。
そして合格にはもちろん「点数」が必要となってきますよね。
しかし点数を意識しすぎると、ただの点取りゲームになっていきます。
これがよくない受験への第一歩なのです、、、。
点取ゲームになると起こりがちなことが2つあります。
それは❶一問一答みたいに問題を答えていってしまうことと
点数がうまく取れない感じになってくると❷めちゃくちゃ焦ってくることです。
まず❶つ目について。共通テスト、並びに多くの試験は問題に流れがあります。基本的にはその流れに従って解いていくもので、言うならば一つずつ積み木をかさねていくようなイメージです。
しかし一問一答的になると、次の問題、次の問題と言う風になってしまい、その流れが見えなくなる&段々沼にはまっていくようになります。
なのでもし、「一問一答的になってるなー」と試験中に気づいたら、
一度回答をやめて、深呼吸し、それまでの流れをしっかりと掴むとこへと戻ってみてください。
そして❷つ目のめちゃくちゃ焦ることについてです。
目標があるとわかりやすいですが、その分、達成できないときも明確になります。そして目標点から少しでも遠のくと焦っていってしまうのです。
そうなると
目標点から少し遠のく→焦る→パフォーマンスが低下→もっと目標点から遠のく→焦る→♾
という無限の悪循環に入ってしまうのです。
なのでほんのちょっとのズレも許容できなくなってしまうのです。
○ほんとの受験は絶対評価?
さて、よくない受験から脱却すべく、どういうメンタルで受験に臨むべきなのかを論じていきます。
受験当日に意識すること、それは点数をとることでもなく、志望校に近づくことでもないと考えています。
これらはあくまで、結果として得られることではないでしょうか?
受験で本当に目標とすべきこと、それは
今までやってきたことをそのままだせるかどうか
だけだと思います。
例えば過去問で60点を取り続けていた生徒が、本番で80点をとることは求めていません。
過去問で60点とっていた実力をそのまま本番で出せれば、
それこそが100点満点の最高合格なのです。(ちょっと褒め方ややこしいね、、、笑) それが試験によって、50点なこともあるだろうし、70点になることもある。それは単に結果として現れることに過ぎないのです。
もしそれが目標点に届かなかったとすれば、その原因は受験当日にあるのではありません。受験当日前の、受験勉強のどこかにあります。
なので受験勉強と受験当日を分けて、それぞれの目的を明確にしておくことが受験当日を良いモチベーションで臨む秘訣かもしれません。
その意味で、点数自体は相対評価ですが、
自分のやってきたことをそのままだせるかどうかが受験当日の肝だ
という意味で、受験当日は絶対評価と捉えるべきです。
○二次試験へ、少しでも可能性をあげるTips
さて、上の二つで「よくない受験当日のパターン」と「あるべき受験当日の意識」を論じました。
本日から、受験生のみなさんは二次試験へと向かっていくということで、
二次試験で活用できる準備方法をいくつか紹介しておきます。
●二次試験へ爆速切り替え
まず、うまくいかなかったという受験生のみなさんへ
そうなっているのはあなただけですか?おそらく違います。
同じ大学・学部を志望している受験生もうまくいかず落ち込んでいる受験生が多いはずです。
ということは、今めちゃくちゃチャンスなのです。
今勉強を始めると、完璧な周りとの差にできるのです。
なのですぐ、今すぐ始めることをお勧めします。
●始めるってたって、何からすんの?
おすすめはもう一度0からはじめることです。
つまり、改めて二次試験の過去問を解いてみてください。
そして次に、この後が重要です。
二次試験での目標点数と点数を見比べ、足りていないところがどこなのかを明確に分析してみてください。
これが二次試験までに「最優先」でやるべきことです。
大体、ミスの種類は3種類しかありません。
それは
①ケアレスミス
②テストミス
③知識ミス
の3つです。
まとめるとやるべきことは以下の流れです。
①現状何点足りていないのかを知る
②足りていない中身(ミスの種類)を分析する。
③対策の計画と次の目標点を設定する
この繰り返しで二次試験へと挑んでいきます。
●二次試験へのタイムカプセル
最後に、この共通テスト直後の今は非常に貴重な時間です。
テスト本番ではいろいろ感じたことがあると思います。
「ちょっと部屋暑いなー」「ご飯もうちょいほしかったな」
「時間に焦らなくてもよかったな」「あそこ見返しとけばよかったな」
など、試験の受け方から受験勉強まで、思い返すことは無数にあると思います。そういうのはめちゃくちゃ貴重な学びです。
なのでこのタイミングで明確にメモなどに残しておき、
二次試験へのタイムカプセルを作っておきましょう。
きっと役に立つことがあると思います。
さて、いろいろ書きましたが、みなさんが二次試験を悔いなく終えられるよう、心から祈っています✨