【障がい者雇用】採用面接を行う際の5つのポイント
採用の際、「よい人材」と思い採用しても、
・職場に入ってからミスマッチを感じた
・すぐ退職してしまった
・現場社員が対応に困った
といった経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、
・本人と企業双方のミスマッチを防ぐポイント
・安定した雇用を実現する
ことを目的に、どの職種にも共通した見極めのポイントである
「基本的な社会人としての資質」についてお伝えします。
「基本的な社会人としての資質」とは具体的に?
職種や障がいのあるなしにかかわらず、働くうえでは「就労準備性」が必要です。
就労準備性
働くことについての理解・生活習慣・行動遂行能力・対人関係のスキル
など基礎的な能力。
就労準備性は、5つの能力に分類されます。
① 健康管理
② 日常生活管理
③ 対人スキル
④ 基本的労働習慣
⑤ 職業適性
これらをピラミッド図で表したものを、「職業準備性ピラミッド」とよびます。
ピラミッドの底辺①の健康管理のスキルがしっかり備わっていないと、
②を身につけることは難しいです。
つまり①~⑤が全て達成・継続できないと、働き続けることは難しいのです。
▼就労準備性の具体的な例
① 健康管理
食事、栄養管理、通院、服薬管理
② 日常生活管理
基本的な生活リズム、金銭管理、買い物、余暇の過ごし方
③ 対人スキル
話を聞く、上手に質問する、感情のコントロール、注意された時の謝罪、頼み方、頼まれ方、謝り方
④ 基本的労働習慣
あいさつ、返事、報告・連絡・相談、身だしなみ、時間を守る
⑤ 職業適性
作業能力、職業適性
まず最初に見極めが必要な「5つのポイント」
面接では、業務経験やスキルに注目する場合も多いと思います。
しかし、まず見たいポイントは「基本的な社会人としての資質、就労準備性」をどれくらい身につけているかです。
業務知識やスキルは職場で教育することもできますが、面接時点で今どれくらい基本を身につけているかを確認することで、長く前向きに働いていただけるかの見きわめにもつながると思います。
5つのポイントを見極め、本人・企業双方にとって不幸せな「採用のミスマッチ」を防ぎ、安定した障がい者雇用を実現しましょう。
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