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2021年1月の記事一覧

「発達障がいは障がいか才能か」の中間として「特徴・特性」という考え方を拡げたい【レビュー記事】

障がいのあるなしにかかわらず、皆さんはそれぞれの特徴・特性をもっています。 「発達障がい」かどうかは、ひとつのものさしで測れるでしょうか。 「AとBの特性に当てはまるから発達障がい」という決め方が正しいとは、とても言い切れないと思います。 しかし多くの企業は、採用や職種などあらゆる「働く」ことに対して、一定の基準を設けています。 一定のものさしで測れない特性と、企業の求める一定の基準。 この2つをうまくマッチさせることが私の望みです。 --- 「障がいか才能か」という

「『障害者を理解しよう』ではなく『困っているひとに声をかけよう』くらいがちょうどいい」を読んで考えたこと【レビュー記事】

綜合キャリアトラスト 強瀬です。 「障害者のことを理解しよう」というようなメッセージは私もよく耳にします。そして、今回とても考えさせられました。 「障害者のことを理解しよう」みたいなメッセージを見て、そこに私も含まれるのかと思うと、気持ちが沈む。「理解しよう」という言葉にある、社会から手を差し伸べられるべき存在かのような対象の中に含まれると思うと、吐き気がする。たぶん言わないだけで、同じように思っている障害者はそこそこいるんじゃなかろうか。 「障害者のことを理解しよう」

「人間関係は『GIVE & TAKE』で回っている。」を読んで考えたこと【レビュー記事】

綜合キャリアグループの鈴木です。 「こいつ、めんどくさいな」と思われても「こいつ、なかなかやるな」があれば、問題は起きづらく、むしろ良好な関係性が生まれるものです。 「こいつ、なかなかやるな」と思われる人に誰もがなれればいいけど、 簡単には実現できないことだと思います。 少なくとも私にはなかなか難しいです。 それこそフィクションのように、 特別な個々の才能が全ての人に与えられる世界なら楽しかったかなとも思いますが、 それが普通ならその特別な才能を人と比べて優劣つけて羨む

「発達障害だからといって、他者理解の努力を放棄していいんですか?」を読んで考えること

綜合キャリアトラスト 糸藤です。 発達障害の特徴の中に、対人関係の困難さや理解の難しさというのもあります。 実際に私も障害者の方々を支援する中で、こちら側が伝えたいこととご本人さんが理解して行動としている事が違う時もあります。 その時は、こちら側がご本人へ伝える言葉や言い回しを変えたり、行動で見せるなどをして、ご本人がどのようにしたら理解してもらえるかを考えながら支援をしています。 努力をしても難しいことはできないこととして、 障害であると理解し、周りに理解と配慮をして