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私文大学生が月間25万PVのwebサイトを作ってエンジニアになる話|杉田賢人
TRUNKには個性豊かなユーザーがたくさんいます。今回はその中でも大学時代に学部生向けサイトを立ち上げ月間25万PVを記録した杉田さんにお話を伺いたいと思います。
杉田 賢人
愛知県出身。立教大学経営学部国際経営学科卒業。大学在学中に友人らとプログラミングを始め、立教大学のシラバス検索サイトを立ち上げた。その後もTRUNK、インターン、業務委託で技術を磨き続け大学卒業後はエンジニアの道へ。現在freee株式会社でエンジニアとして活躍している。
ーーまずは杉田さんについて教えてください。
はい、杉田賢人です。
立教大学を卒業しまして新卒でfreee株式会社fに入社しました。
今は社会人2年目で、エンジニアの仕事をしています。
今日はよろしくお願い致します!
ーーこちらこそよろしくお願い致します!早速始めたいと思います。
杉田さんはなぜプログラミングを勉強しようと思われたのですか?
そうですねぇ…僕は私文(私立文系)だったのですが、父がパソコンとかガジェット系が好きで。
生まれたときから家にはそういうものがあって、物心ついたときから割とパソコンは身近にあったんです。ちなみにその当時はWindows 95でした(笑)
そんな父の影響からか、もともとプログラミング自体はずっと前から興味がありました。
でもなかなかはじめるきっかけがなくて…
そんなときに大学で僕と同じようにプログラミングに挑戦したいけど踏み出せない!って人と出会って、意気投合して勢いで始めちゃいました。
Apple storeに行ってMacbook買って、本を買って…
これが僕のプログラミングの原点です。
ーーそうだったのですね!
そうなんです(笑)
最初は友人と立教生のために卒業に必要な残単位とかもわかる時間割アプリを作りたいねって話していて、2年生の4月から8月まではずっと本を読んでプログラミングの勉強をしていました。
でもアプリを作ることって想像以上に難しくて、当時の僕らは力不足でした。
だからまずはアプリより書いた文字がすぐに画面に出てきてわかりやすいwebサイトの作り方を勉強することにしました。
ーーそこで開発したのがRep(レップ)ですか?
そうなりますね。
ーーRepはどのようなサイトなのですか?
Repは立教大学のシラバス検索のためのサイトなんです。
というのも、ちょうど僕らが大学3年生になった春に立教のシラバスの配布方法が大きく変わったんです。
これまではシラバスの検索は紙媒体が主流だったのですが、時代の変化に合わせて立教もwebに移行することになりまして。
前から公式のシラバス検索webサイトもあったのですが、スマホ対応していなかったり、戻るボタンを押すとエラーになってしまったり不備が多くて、不満に思う学生が多かったです。
そのため、僕の周りも含め、在学生はみんな紙に慣れてしまっていたので、webは使い勝手が悪い!と反発している人がたくさんいました。
だから、これはチャンス!!と思い開発に踏み切りました。
ーーそこからRepをリリースするまではどのくらいかかりましたか?
Repのリリースは3年生の9月頃なので、最初に立教生のためのアプリを作りたいと思ってから16ヶ月ほどかかりました。
でも、その間ひたすらプログラミングだけをしていたわけではなくて。
ゼロから何かを創り出すということが本当に難しくて、途中まで作っても「やっぱりダメだ」ってなってプログラムを全部削除するっていう挫折を9回繰り返しました。
今ならそのスキル面での挫折も乗り越えられると思うのですが、当時の僕にはそんな力はなくて、プログラムを全部消したほうが早いという感じでした(笑)
たくさん悩んで苦しんだ分、完成はとても嬉しかったです。
ーーRepリリース後、周りの反響などいかがでしたか?
リリース後すぐRepが広まったわけではなく、最初は友人たちが使ってくれているくらいでした。
でも、その友人たちのクチコミでじわじわユーザーが増えていきました。
リリースから1年くらい経つと、僕のプログラミング力も上がって、シラバスの情報を手入力で用意していたものが自動で収集できるようになって、1万件くらいの授業データが全てRepに搭載されるようになりました。
もともと僕が経営学部なので、経営学部のシラバスしか搭載していなかったんですけど、Repを全学部対応に切り替えたら格段にアクセス数が伸びました。
そこからは本格的にユーザーも増えて、本家より使いやすい!って言われたりもしました(笑)
ーーすごいですね…
ーープログラミングはすべて独学で勉強されたのですか?
いえ、だいぶTRUNKに助けてもらいました。
学部の先輩がTRUNKのCEOの西元さんとつながりがあったので、その先輩から教えてもらいました。
トレーニングはMacbookを買ってすぐくらいの2年の9月頃から受け始めましたね。
インターンもさせていただきました。
ーーそうだったのですね!具体的に印象に残っている講座などありますか?
印象に残っているのは大石さんのwebサイトの全体像を学ぶ講座ですね。
プログラミングの本を買って読み込んでも、局所的な知識には強くなるんですけど、本だけでシステムの全体を把握することはとても難しいんです。
サイトの見た目、裏側、サーバーを動かすインフラ部分…この関連性だったりを理解できたということは、僕にとって大きかったです。
ーー杉田さんはTRUNK以外でもプログラミングを生かしたエンジニア系のインターンをされていたんですよね?
はい、してました。
でも、インターンを掛け持ちでしていたので長くは続かなかったですね。
エンジニアって、同じ開発スピードならいっぱい働く人の仕事のスピードは速いので、週2日しか働かない人には大きな仕事は任せられないんですよね。
だから継続して取り組まなければならないのですが、掛け持ちしていた分、割ける時間が少なくなってしまって…
これは僕が悪いので仕方ないんですけど、それに比例して大きい仕事も任せてもらえなくなってしまったので、掛け持ちは良くないなって気付きました。
あと、そのインターン先で出会った1つ年上のプログラミングを独学した文系学生インターンがいて、その人のやる気や熱意に押されて焦ってしまったんです。
そのとき僕はちょうどRepをリリースした時期で、正直ちょっと有頂天というか…浮かれちゃってたんですよね。
そんな中、意識の高いすごい人に出会ってしまったので…井の中の蛙大海を知らずといいますか、
出る杭は打たれるどころか、自分は出てすらないということに気付かされました。
結局そのインターンは4ヶ月くらいで辞めちゃいましたが、その人のおかげで視野を広げることができたので、今はいい経験だったなと思っています。
その後はフリーランスで業務委託も経験しました。
そこは従業員の少ない会社だったので、僕が開発しながらマネジメント、採用もしていました。
これも今となっては貴重な経験ですね(笑)
ーーでは、今どのようなお仕事をされているか教えて下さい。
今はfreee株式会社でクラウド会計ソフトのエンジニアをしています。
エンジニアには、サーバーサイド、フロントなどの種類があるのですが、僕は両方を担当しています。
freeeは社員間でフラットな関係が築けている会社なので働いていてとても楽しいです!
社長であったり、偉い人ともフランクに話せるところがとても居心地がいいですね。
他にも、会社の利益=ユーザーの利益と考えて仕事に取り組む姿勢もいいなと思います。
職種問わず、自社や自分の利益のために働くのでなく、自分の仕事を最高のパフォーマンスで成せば、自然と会社もユーザーもwin-winな関係になるという考えで、僕は働いています。
ーー今のお仕事に生きているTRUNKで得たことはありますか?
そうですね…全部です(笑)
僕の基礎はTRUNKでできていると言っても過言ではないです。
1つ選ぶなら、人と会えたことが財産ですかね。
西元さんや布田さんだけではなく、同じような志を抱いている学生と知り合って、モチベーションを高め合えたことがTRUNKで得た最も大きなものという気がします。
僕が講座を受けていた頃は、TRUNKも今ほどメジャーではなくて、講座に参加する人も少なかったので、より絆のようなものを感じましたね。
ーーでは、杉田さんの考えるTRUNKの魅力とは何ですか?
やっぱり「無料」がTRUNKの魅力を語る上で欠かせない要素だと思います。
今どき、何かを学ぶための無料教材ってネットには無数にあります。
でも、そういうものはユーザーが原因不明のエラー等に悩まされても助けてくれません。
そんなときもTRUNKなら講座で質問できたり、その道のプロからの助言を乞うことができます。
人に教わることが無料でできるのはTRUNKの最大の強みであり、魅力だと思います。
ーーありがとうございます。
ーー最後にこれからTRUNKを利用する人たちにメッセージをお願いします。
僕からはエンジニアを目指す特に私立文系学生へ。
目標があるなら、後の祭りになりたくなかったら、まずはTRUNKに来てください。
もし挫折したとき、TRUNKがあれば親切な講師や周りの学生が知恵を貸してくれます。
本だけではできないこともTRUNKならできるに変えられます。
だから、ぜひTRUNKを使ってください。
本日はありがとうございました。
TRUNKでは様々なスキルアップ講座を無料で受けることができます!みんなも全国のTRUNKユーザーと一緒に自分を磨こう!!
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