星ヶ丘高校吹奏楽部の物語(11)
美紅は実羽とわかれてトランペットの場所に行った。トランペットは中学の時も毎年人気だった。この高校でも人気らしい。なので、美紅は列に並ばないといけなかった。
やっと美紅の番になった。早苗先輩が待っていた。美紅は、
「1年1組佐藤美紅です。よろしくお願いします。」
と、あいさつをした。
「美紅ちゃんよろしくね。」
早苗先輩が言ってくれた。早苗先輩が楽器を渡してくれた。
「美紅ちゃんは、経験者だから音階吹けるよね?」
「はい。」
「じゃあ吹いてみて!」
「ドーレーミーファーソーラーシードー ♪」
「はい、OK。次の人」
「えー、1年生のトランペットパートは、吉田里愛ちゃん、佐藤美紅ちゃん、藤原太郎くんです。里愛ちゃん、美紅ちゃん、太郎くん以外の人は第2希望、第3希望の楽器のところに行ってください。」
美紅は第1希望の楽器になれ、里愛と同じでうれしい気持ちになった。
「里愛!一緒になれてよかった~また一緒に頑張ろうね!」
「うん!」
美紅は太郎くんとも早く仲良くなりたいと思った。
1年生全員の楽器が決まった。すると、白井先生が音楽室に入ってきた。
「1年生のみなさん、はじめまして、この星ヶ丘高校吹奏楽部顧問の白井里咲です。これからよろしく。」
「よろしくお願いします。」
「今日の残りの時間は自分の決定したパートで自己紹介、音階、基礎練習などをする時間にします。それぞれのパートリーダーのところに行ってください。」
「はい。」
美紅は早苗先輩がいる場所へ行った。太郎くんと、里愛もきた。
「全員そろったので、まず、自己紹介をします。3年トランペットパート、パートリーダーの田中早苗です。これからよろしくお願いします。」
「3年トランペットパート、副パートリーダー井上実子です。わからないことがあったらすぐ聞いてください!」
先輩たちの自己紹介が終わって1年生の番になった。美紅から自己紹介をすることになった。
「1年星ヶ丘中学校出身の佐藤美紅です。小学校の時からトランペットをやっています。よろしくお願いします。」
「1年美紅と同じく星ヶ丘中学校出身の吉田里愛です。よろしくお願いします。」
「1年藤原太郎です。よろしくお願いします。」
~登場人物紹介~
星ヶ丘高校吹奏楽部
白井里咲(顧問)
<3年>
田中早苗(トランペット・パートリーダー)
井上実子(トランペット・副パートリーダー)
<1年>
佐藤美紅(トランペット)
吉田里愛(トランペット)
藤原太郎(トランペット)