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トランペットとバランス( #今朝の一言_ラッパの吹き方 )
毎朝7:30にTwitterやFacebookで更新しております「 #今朝の一言_ラッパの吹き方 」。先日こんなことを書きました。
僕はレッスンで「バランス」という言葉をよく言います。様々な意味で用いますが、例えば音を出そうとしたらプシューと空気音だけになった時「何かが不足している」と考えがちで、もっと頑張って吹き込もう、力を込めようとしますが、むしろ逆の可能性が高いのです。#今朝の一言_ラッパの吹き方
— 荻原明(おぎわらあきら): トランペット (@ogiwara_a) March 19, 2023
荷物を持とうとしたら、めちゃくちゃ重くて持ち上げられなかったとなれば「力が足りない」と思うはずです。試験で点数が低かったら「勉強が足りない」と思うことでしょう。
人間は何かを実行してうまくいかないと「不足している」とまず感じます。ですので、トランペットから音を出そうとして不発になった時にもやはり「何かが足りない」と感じてしまい、口の周りに力を込めてしまったり、お腹に力を強く入れて楽器に息を吹き込んでしまったりと、それが本当に必要なことか二の次で力をかけてしまい、ますます良くないバランスになってしまうことがあるのです。
厄介なのは、トランペットはそれで音が出てしまう点です。とても乱暴でコントロールがきかない状態ではありますが、ひとまず音が出たので安心します。
ただ、この状況、正しい音の出し方ではないために、ここをスタート地点にしてしまうと、良い状態に持っていくことが難しいのです。
トランペットから音を出すためには最低限の空気圧でも反応するアパチュアを丁寧にセッティングこと、慌てずに冷静な体の使い方でそれを見つけることを目指します。
今回ご紹介した「 #今朝の一言_ラッパの吹き方 」は荻原明のTwitterアカウントと、Facebook「ラッパの吹き方」ページにて毎朝7:30にトランペットや音楽に関する一言を掲載しております。ぜひ「いいね」や「リツイート」などをよろしくお願いします!喜びます。
また、今回のような丁寧なセッティングから無理のない演奏を目指したい方はぜひ荻原のレッスンにいらしてください。毎月数回開催している「ツキイチレッスン」はリーズナブルなお値段で単発レッスンが受けられます。詳しくはこちら
荻原明(おぎわらあきら)
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