バルブオイルを変える
トランペットやピストン楽器の方しかわからない話で申し訳ありません、と先にお伝えします。
長年使用しているT2というバルブオイル(ピストンの動きをスムーズにする必需品)が、ここ数年でもうホントにいい加減イヤになりまして(質は良いんですよ)。
質は良いけど「オイル漏れ」という致命的な事故が起こります。
「うんうん、そうそう」という声がたくさん聞こえる。
キャップがダメダメなんです。諸外国では小さい子が誤飲しないよう、キャップが簡単に開かないようなシステムを採用するように義務付けられていると小耳に挟みましたが、T2の場合そのシステムが脆弱で、キャップが閉まらなくなる、もしくはいつの間にか緩んで開いていることが多発します。
結果、楽器ケースの中が汁なし油そばになる事故発生。
対策としてパチっと止められるビニール製の中にさらに紙を巻いてガードしてオイル漏れを防いでいますが、結局手に取ると油まみれになったり、キャップを開けたら漏れてきたり、ろくなことがない。
油が漏れるから外のシールがどんどんずれて面白いことになったこともあります。
漏れる、ということは空気に触れているわけですから、品質だって劣化するの早いですよね。
多分このキャップに関してクレームが来ていると思うのですが、何年経過しても一向に改善しないのでもうイヤになりまして、じゃあ何に変えようかと考えたところ、やっぱりここはスタンダードなヘットマン製かなと思い、楽器店に行くも置いていない。どこにもない。あれ????
…ヘットマン、昨年くらいからオイルが入荷していないという話を聞きました。なんだこのタイミングの悪さは。ぐぬぬ
なんかもうめんどくさくなってオイルのことを考えるのやめていたのですが、そうこうしているうちにT2の量がいよいよ減ってきて、どうにかしなければと思った矢先に、ネット上でヘットマンのオイルが(形状を変えて)販売しているのを見つけました。
あれ、売ってんじゃん。
ということでもう楽器店に行くのはやめてネットで買うことにしました。数千円分購入すると送料無料になるイケベ楽器さんから4本購入しました。
ヘットマン、実はこれまで一度も使ったことがないのに(20年以上T2ユーザーでした)、4本も一気に買ってしまって大丈夫なのだろうかという気持ちはありますが、まあ老舗だし…。
あと1ヶ月しないくらいでT2を使い切りそうなので(オイル漏れしたらもっと早く終わる)、それから使い始めてみます。
荻原明(おぎわらあきら)
荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。