ゲーム実況が好きすぎてゲーム実況専門の動画投稿サイトを作った時のお話
「・・・あぁ僕はこの社会では生きていけないんだな」と高校2年生の時に悟った。ゲーム実況に出会ったのはその時期だろう。その時、吹奏楽部で始めたてとはいえ一向に上手くならないストレスや周りの期待が失望に切り替わる感触を直に感じて耐えきれなくなって足が完全に動かなくなった。当然学校も物理的にいけなくなったので転学せざる負えなく、転学するまでの間完全な自棄に陥っていた。(まぁ学校のストレスを耐えきれない時点で日本会社不適合者なのだが・・)ゲームをやりまくって、無性にカービィのエアライドがやりたくてしょうがないと思ってもないものはないので、気を間際らそうと「Youtube」から片っ端からエアライドの動画をみた。
そんな時「東方Project」というキャラを饅頭化したみたいな絵柄に合成音声を喋らす「ゆっくり実況」というものに出会った。これがワシにとっては衝撃的すぎて人生の中でもうないんじゃないかという位笑った。これに活気付いて転学後も一年すっぽかした分の勉強を取り戻して無事に大学の心理学部に入学出来た。
実況者に..そしてゲーム実況ならではの問題
入学後、好きな実況者がいなくなってしまい、新作が見たいけど見れない「じゃあ自分がその人をトレースすればいいじゃない」と思い、自分もゆっくり実況者になったのだが、どのように動画を投稿していったのかは別のお話。
しかしゲーム実況をする上である問題にぶつかった。それは、著作権問題だった。今みたいに各ゲーム会社ごとに細かく規定が決められていない時期だったため、これは犯罪に近いかと思ってやめたのだが、2018年に任天堂のゲーム実況を含めた二次創作に関するガイドラインを皮切りに各ゲーム会社がゲーム実況に関するガイドラインを発表したり、Youtubeの収益化の実装に伴い、それまで趣味で金銭価値のないものからビジネスへと発展していった。
その時は大きなビジネスチャンスを逃したなと後悔しながら、コロナの影響なのかは知らないが唯一取れた内定取り消しにあい、発達障がいの役に立つウェブサイト作るためにpythonを勉強していた。
しかしチートプレイや規定で禁止されている行為を平然とやって収益を得ている現状やそれを「広告してやってるんだ!ゲーム開発者はゲーム実況者を敬え」とも取れる一部の実況動画の視聴者のコメントを見て、「じゃあゲーム会社はどれ位ゲーム実況で収益を得ているのだろうか?音楽の使用料をいただいているだけで、Youtube、ニコニコ動画などの動画投稿サービスは、ゲーム実況からの収益をゲーム開発者に分配しているのだろうか?」や、ゲーム会社はゲーム実況を良い目で見ないわなと思った。
動画投稿サイトの作成、そして英語表現の苦戦
いろいろ調べてみて回って得た情報は、基本的に動画運営会社は、訴えに対してどうするかの判断を行う。つまり動画自体には責任は持たず、動画投稿者に責任が生じる仕組みである。
このような対応に不満を覚えるかもしれないが、責任として警察が逮捕なんてすれば、今ある全てのサービスが立ち行かなくなるのだから当然といえばそうである。
変な例えだが、「ブランドの包丁を使って殺人が起きたとしよう。当然犯人は悪い。では作った鍛治師は殺人道具を製造した犯罪者なのか?見抜けなかった販売員は犯罪者なのか?」道具は使い手次第だが、それが作り手までに及ぶのならキリがないし、発展すらない世界になるからだ。・・・話がそれた
もう一つはゲーム実況の収益はゲーム音楽の使用料のみしかゲーム会社に分配されていないことだった。
断言しているが明言しているデータは流石になく、ゲーム各会社の利用規約や、ニコニコのクリエイターの収益割合、JASRACとのやりとりした感触、JASRACとYoutube、没になった任天堂のクリエイターシステムから推察するしかなったです・はい。
そこできっちりガッチリ、ルールを設けて、ゲーム実況動画を視聴者が動画広告作成料を支払い、サイト内で宣伝することでゲーム実況者はもちろん、ゲーム開発社の収益源を一つとして提供すれば全てのとまではいかなくても、ゲーム開発、ゲーム実況双方の発展につながるのではないかと思い、pythonを学び始めて半年ちょっとで、ゲーム実況専門の動画投稿サイト「Forbinde」を作ることにした。
このサイトが世界でも使われるようにするために英語で書くのだが、中高と成績はあまりよろしくないので、まぁまぁ苦戦した。「あの表現はどうするんだっけ?」や「自分の書いた英文変な意味になってないよね?」と翻訳サイトに英文を書きながら翻訳された文が変じゃないかどうかの睨めっこになっていた時期もあった。なんやかんやで日本語で書くよりかは言葉遣いに気にする必要がなかったので新鮮な気分で楽しかったですが
完成と資金難と宣伝能力のなさ
システム面でめちゃくちゃ苦労したもののアップロードと動画再生、コメント機能など投稿サイトとしての基本的な部分が完成したのだが、(アナリティクス?アナリティクスは時間とお金が足りない)新社会人になる前にコロナの影響で梯子を外されたワシにとっては、金もない、知名度補正もない、ビジネスで頼れる人もいない、アイデアの横取り恐れて、SNSで宣伝をサボった人間には、人々に伝える手段がなかった。
とにかく運営する上では資金が必要になった。汚い自分しか読めない企画書を読めるようにリメイクして、各企業に見せたが、まぁ門前払い「こんなのうまくいくわけない」とか「Youtubeとニコニコ動画で良くね?」「広告作成に2000円なんて誰も支払わないよ」なんてことは息をするかのように言ってきた。それに対して説明しても聞く耳持たずって感じでね。
まぁ言っていることは事実だし、花を愛でる趣味はあれど、育てたい趣味ではないんだよなとも思ったので、気にはしなかった。そんなこんなで資金には絶賛苦労しているが、なんとなくサイトのお気に入りを眺めてたら何故かデンマークのスタートアップビザの申込にブックマークしていたので覗いたら英語で書かれていたが、サイトを作る上で英語を書きまくった恩恵か書いてある内容はわかっていた。いたずらに民間企業に見せていずれアイデア盗用されるのはわかっていたので、国で運営しているところに見せた方がまだ信頼できるなと思い英語で企画書を書き直した。
それ以上にチャンスとなる機会は世界中からでも良いとも思っていたので書いて提出して現在審査中である。99%通らないと思うが・・
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Forbindeのアプリ版はなくブラウザ対応のみとなっています。Forbindeの詳細はまた別記事にかけたらと思います。再生画面やトップページはこんな感じです。
Forbindeというサービスを、ぜひ試してみたい方や新しい動画投稿環境でやってみたい方は来週の11月19日午後9時から12月19日午後9時までの1ヶ月間テスト公開を行いますので、是非いらしてください。
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