お金の操り人形
自分の好きなことをやって、自然の豊かな所に住んで、必要最低限で、贅沢はできないけどなんだかのんびりしてて、今の時代に本当に必要なことを私は見つけました。
みたいなドキュメンタリータッチの番組をNHKでやってるのをみると、なんだか素敵だなと感じる。
きっとその番組で取り上げられた人物は、その人なりにいろんな経験をして、確固たる信念みたいなのをもってそういう生活をしているんだと思う。
今の世の中、皆がせかせかしていて、溢れる情報と沢山の不安の中で毎日もがくように生きている人は本当に多いだろう。だからそういう人を見ると魅力的に感じる人はたぶん多いんじゃないかな。
でも、多くの人が素敵だなと思う反面、自分にはできないと感じている。実際、そういう生活を実践している人は少ない。
お金がないと心配。
働いていないと惨めに感じる。
普通でいることの方が偉いという風潮がある。
きっとこんな感情があるんじゃないかな。
世の中には変な定義がある。
働いている人は偉い。
お金を持っている人はもっと偉い。
だから、自分の好きなことをして質素でも、心を豊かに暮らしている人より、残業して一生懸命働いて毎日辛くても文句いわずに仕事にいく人が偉くて、それより、お金がたくさんあって不動産を持っていて、働かなくても贅沢して悠々自適に暮らしている人はもっと偉い。
と多くの人が無意識に感じている。
でも最初にあげた人と最後にあげた人の違いってお金をもっているか、そうじゃないかしか違わない。
だって好きなことして、自由に暮らしているのは同じだから。
おかしいよね。
同じことしてるのに。
なんでかな。
皆お金にとりつかれて大事なこと見失ったのかな。
だから言うね。
自分を貫いている人をは皆等しくかっこいい。
お金で人の価値をつけて、人を見下している人は只のお金の操り人形なんだよ。
なんて言ってみてけど私だって同じ。
お金がないと不安だし、
働かないと惨めになる。
もう日本中お金のマインドコントロール状態。
私たちが、操られている糸を切って自由に動きだせる日は来るのかな。
そしたらきっと見える世界はまったく違うんだと思う。