「相手の “期待値”は どこだろうか?」 #013
「相手の期待値を超え続けること」
(「コンサル一年目が学ぶこと」大石哲之著)
私は、サラリーマンもしている。今年我が部門にも、久しぶりに新卒が配属された。どう育ていくべきか、そんなことを考えながら手にとった本だ。
「普遍的に役立つスキルを身につけてもらいたい」という思いで、著者自身だけでなく各界で活躍する元コンサルタントの方を取材して仕上げたのが本書。話す技術から始まり、思考、デスクワーク術、ビジネスマインドまで、30項目からなる。
この中で、私が一番心に残ったのは、冒頭の一文。
「ビジネスをする上で、一番大事なものは何か?」
「どうしたら、常に評価と信頼を得られて、次にも仕事が来るようになるか?」
この質問に、取材したコンサルタント全員の答えが一致したそうだ。
それが、「相手の期待値を超え続けること」。
期待値を超えるには、まず、その期待値自体を把握することが必要。
求められていないことに時間を使っても、評価はされない。
仕事だと、上司、顧客、クライアント、パートナー。
人生は、仕事だけでない。家族、友人、仕事関係、コミュニティ。
そして、自分自身。
「何を求めているのだろうか?」
相手と自分を考え、突き詰めていくと、
「自分は何者か?」「どこに行きたいのか?」
という問いにもつながる。
上期が終わった。自分は期待値を超えただろうか。そして、下期が始まった。そして、そろそろ、来年のことも考え始めるタイミング。次は、どんな期待値と向き合うのか?改めて、整理していきたいと思う。
(更新:2023.11.25)