「自分は、今”どこ”に立っているのだろうか?」 #004
「1.現実を受け入れて対応しよう」
「3.徹底的にオープンになろう」
(「PRINCIPLES」レイ・ダリオ著* )
一体、どんな原則が「世界でもっとも影響力のある100人の1人」(タイム誌)へと育み導いたのだろうか?
「うまく機能する原則を手に入れるには、現実を受け止め上手に対処することが不可欠だ」。現実を直視し、徹底的にオープンになる。客観視する。尋常ならざる厳格さで、これを追求してきた彼の生き様が著書から伝わってくる。
どこへ行きたいのか、そのためにはどうすべきか、を考える上で、まず「自分が今どこに立っているのか?」「どんな状態か?」を知らなければ、目的地へは出発できない。ニューヨークにいきたいとする。東京の自宅にいれば、羽田へいき飛行機に14時間乗ればよい。出張先のドイツや、帰省先の長野にいれば、状況は異なる。目的地にいくための資金、スキル(英語など)も必要だ。
コーチは、クライアントの現状、使う言葉、感情、エネルギーの変化、非言語的な情報に至るまで、観察・傾聴する。そして、クライアントが自分自身や自分の世界を現在どうとらえているか、共に探索していく。コーチは、問いやフィードバックを通じて、クライアントが自分自身と向き合い理解を深める場へと誘う。
人は自分のことが分かると変わることができる。
自分自身、分かっていること、分かっていないことは何だろうか、改めて問うてみよう。
*レイ・ダリオ(Amazonより)
当代最高の投資家、起業家の1人。1975年にブリッジウォーター・アソシエイツを2LDKのアパートで始めた。40年以上をかけて同社を世界最大のヘッジファンドに育て、フォーチュン誌が「アメリカで5番目に重要な非上場企業」と呼ぶほどまでにした。彼は「世界でもっとも影響力のある100人の1人」(タイム誌)、「世界でもっとも富裕な100人の1人」(フォーブス誌)となった。コネチカット州で家族と一緒に暮らしている。
(更新:2023.11.19)