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皿洗いは殺意が芽生える

今は育児休暇を旦那さんも取る時代。
今なら茶碗洗いなども男女同率に近い割合なのだろうか。家事労働時間はまだまだ男女の格差があるのは知ってはいるが…。

わたしはもうすぐ50が見えてくる年齢なので、夫の育児休暇は出産日と退院日、あと数日だったように思う。
実家に里帰りしたし、むしろ夫が居ない方が楽な感じもした。正直なところ。
夫は育児、子育てには協力的で、発熱などの受診も当時はまだ多くなかったが、連れて行ってもくれた。予防接種日も休みを取ってくれたり。

しかし、家事については非常に分担出来ているとは言い難い。特に私にとっては非常に労力の要る料理に関してはほぼ自分だ。

でも夫は聞く。今でも聞く。
なんとも思ってないのか思っているのか知らんけど。
容赦なく禁断のワードを投げかける。
「今日の昼飯のメニューは何??」

休日に3食全てメニューを考えて"喜んで"提供するご家庭はどれほどいらっしゃるのだろうか。

メニューの裏には、まず食材の準備からだ。この予算で何をどれだけの時間をかけて作ろうか。脳内がフル回転する。スーパーが混んでいたりすると、もはやそれだけで自分は気が滅入ってしまう。心の中で、わたしはポイント無しでいいので、サッサとこの空間から自由にしてくださいと、心で叫ぶ。人混みが苦手だ。
レジで並んでる時に高齢者が現金を出すのに手こずっているのはわかるが、その後ろで溜息をつくおじさんなどにイライラとしてしまう。
で、サバイバル的な買い物を終えたと思うと、買うはずだった醤油などを買い忘れていることに気づくのは帰宅してから…。

主に休日は朝はパン類とコーヒー、昼はパスタ類、夜はご飯もの。このルーティンなのに、「え?今日は焼きそばな気分じゃない」とか言われると、愕然とする。
これがラウールならゆるすのか?? …ゆるす。

なんとか作り終えて、というか作っているうちに、盛り付けをして箸を出したりお茶を用意しているうちに、わたしの分だけ冷めてくるのだ。本当は。
そこに世の男性は早く気づいた方がいい。

いつものびつつあるラーメンや熱々じゃないグラタンなんかを文句も言わずに食べる優しい妻なわたし。

作ってる最中も携帯でマリオカートしていることを妻は知っている。もちろん、支度過程で、あれこれ調味料のことや焼き加減だけ口を出してくるのも中途半端に手を出すのも無性に腹が立つ。もはや、完成したものに対して何か足してるのはもう気にならない。気にしないことにはしたが。

そして迎える「ご馳走様」
美味しかった。は稀。まあ、毎回でなくてもいいよね。

そして食べ終わってから、何も無かったかのように食卓から立ち去る旦那さんよ…

新婚時代に私が洗い方に関して文句を言ったことがあったみたい。でも、それ20年以上も前よ??
なのに、当たり前のように、いなくなる。
いいの、うちには食洗機という強い味方を手を入れたから。と言いたいがね。食洗機にかける前に予備洗いが必要なものもあるし、対応していないものも沢山あるの。
油物は最後だし、それでもシンクをなんとか清潔に保とうと意識はしている。

なのに、「うちのキッチン、排水がいまいちだよね」だの「シンクは磨いたら輝くんだよ」知ってるわ。
お前が排水溝掃除やってくれたらいいやんか!
お前がシンクも磨け!その手は何のためにある!!

なーんてな。






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