True #20201208
この記事は いい音楽 Advent Calendar 2020 の8日目の記事です。
みなさんはこれまでの人生の中でどのくらいの音楽に出会ってきましたか?私はどちらかと言えば好きな音楽アーティストをひたすら聴くタイプなので、好きだなって思ったらその曲をずっと聴きます。ですので、それほど多く音楽と出会ってきたとも言いがたいところがあります。極めて平和な音楽ライフ。
さて、そんな私にも人生を一変させるような音楽との出会いがありました。それはある日突然やってきました。もともとSNSで交流があり彼が音楽を作っているというのは知っていましたが、何かの折に聴いた時には特にピンとくるものがなくスルーしました。なぜかというと、当時ほぼ興味がなかったボカロを使ったものだったからです。そんな感じでそのままスルーしてしまうはずだったのですが、新曲だと上げられていた『 Apple pie [in the room] 』を聴いた時衝撃が走りました。まさにアーバンメロウが溢れてる。日頃からボサノヴァやジャズなどを聴いていた私にとってはとても馴染み深い音楽がそこにありました。
ボカロでもこんな風に音楽がつくれるんだ。
彼らの作るその世界に興味を持ち、まずは直近に出されたらしい数枚をダウンロードさせてもらいスマホに入れ毎日聴くようになりました。当時、割とリアルで大変な時期だったこともあり疲れ果てていた私の心にスッと優しく染み込んできました。その中でも完全にのめり込んでしまうきっかけとなったのが『春のハッピーエンダーガール- girls back teen』というepでした。全体を通して初音ミクとギターだけで奏でられる曲で構成されておりとにかく暗い。本当に暗いのですが、そこには暗く冷たいながらもなぜかそれを客観的に据えている静かで落ち着ける世界がありました。
友達がいないのです
仕方ないのです
みんなの頭がおかしいから
友達がいないのです
仕方ないのです
わたしの頭がおかしいから
『わたしのうた』より
そんな感じで、どっぷりハマり現在に至るわけでそれについても存分に語りたいところではありますが、それはまた別の話。
そして、その流れでさらに興味がなかった東方アレンジや同人サークルなども聴くようになりました。これについてもまた別の話。
人生には偶然の出会いがたくさんあります。それは時として必然です。私にとってhappyender girlとの出会いはまさに必然でした。今はもう活動を終えてしまいましたが、あの圧倒的な世界観はいつだって私を救ってくれたり励ましてくれたり優しく寄り添ってくれました。そしてなによりも、私の音楽の世界を広げてくれた人生の音楽というカテゴリの中でのターニングポイントであったと言っても過言ではないかもしれません。
happyender girl の活動は2019年11月14日に活動を終了しました。
今現在は ex. happyender girl として活動されています。
次のステージに移った彼らの圧倒的世界観を今後も楽しみにしています。
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