[翻訳] ポーカーの勉強方法を教えます。 by Freenachos
ポーカーの座学方法はプロによっても様々な独自の方法がありますが、Freenachosは一貫して「戦略を簡略化し、それを反復練習によって身に着ける」という方法を推奨しています。
以前もFreenachosの座学に関する投稿を翻訳しましたが、今回はFreenachosが、Redditの中で行ったAMA (Ask Me Anything) の一部を取り上げます。
※AMAというのは、日本で言う「〇〇だけど何か質問ある?」のようなものです。
「座学のやり方を教えて」という質問に対して、初級者を想定した答えになっています。
ポーカーの勉強方法を教えます。
Flop ディフェンス戦略
GTOトレーナーを使って頻出スポットをすべて、ドリルで訓練すること。何も考えずにドリルをしていてもダメです。自分のすべての精神的エネルギーを使って、正しい答えを考えましょう。
目標を高くセットするのもよいでしょう。私が以前やっていたのは、寝る前にハイスコアを更新するまで寝れないというもの。例えば私の自己ベストが連続14問正解だったら、その日は15問連続正解するまで寝られない、というように。一層ドリルに集中できるのではないでしょうか。
重要なことがひとつ。もしドリルで間違えた時、正しい答えをチェックしましょう。もし正解していても、答えをチェックしましょう。そうすると、例えば、ローペアボードでは小さいベットサイズに対して、今まで自分はA-high以上はディフェンスしなければいけないと思っていたけど、実はKQoもディフェンスしなければいけない、ということに気づくかも知れません(実際、ソルバーはその両方を少しずつディフェンスしたりしますが、ここでは重要ではありません)。
目指したいのは、このスポットで何が要因でこれがコールになるのか理解することです。ボードを少し変えるとわかるかも知れません。フロップが 773r の時にKQをディフェンスしなければいけないとして、776r や TT9r の時はどうだろうか?もしアグレッサーがBTNではなくMPだったらどうだろうか?ツートーンだったら?
こうすると、自分が学んだことをほんの数行の文章にまとめることができるでしょう。
次にフラッシュカードを作ること。私は無料の Anki を使っています。表面には自分がまだ完全に把握できていないと思うシチュエーションを書いて、裏面に答え(ソリューション)を書く。
上の例であれば、たとえば「ローで、ディスコネクテッドなテクスチャー (773など) では、KQはディフェンスする。ただし、もう少しコネクテッドなテクスチャーであればピュアフォールドする」というように答えを書きます。
フラッシュカードは極力シンプルに、1~2行でまとめるようにしています。
このように学んだことのライブラリーを作っていく。セッションの前やバスを待っている時、スーパーマーケットに向かっている時に、デッキをひとつ選んでドリルするのです。こうすることで、間隔反復 (spaced repetition) の効果を得られるでしょう。
Flop CBet戦略
これについては以前動画を作成していて、Run It Onceにスプレッドシートとともに無料公開されています。
※訳注: Run It Onceの動画は当初無料で公開されていましたが、現在は有料プラン (Essential) 向けになっています。
始めたばかりの人は、ビデオの中で紹介されているステップに沿って、まずはフロップは純粋戦略のみでプレイしてください。
Turn - CBet戦略
ゲームツリーにおける各ノードにおいて、シンプルで、容易に実行可能な戦略を立てるということを忘れないこと。すべてのターンCBetのラインで、いつでも実行できるようシンプルなヒューリスティックを得ることが大事です。これは完璧である必要がなく、例えば、「すべてのガットショットとTP以上でベットする」というようなものでよいです。
合理的な戦略を立てるためにソルバーの作業をしたくなると思いますが、最も大事なことは、シンプルに実行できることです。
ゲームツリー上で、関連するすべてのノードでプランを作り終わった後、より精度を高めるためにソルバーを使うとよいでしょう。
私の場合は以下のようなシートを自分で作成しています。
River戦略
リバーについては絶対にデータを利用するべきです。これは誰にでもできることです。ただ集中して自分で作業をしましょう。私がPoker Detoxにいた頃は甘やかされていましたが、それでも同時に自分自身でも独自のポップアップ*を作っていました。
*訳注: Hand2Noteのポップアップ機能のことと思われます。
データが見れるようになったら、それを使って「常にブラフ/ブラフキャッチする」、「決してブラフ/ブラフキャッチしない」というように簡略化するラインを決定しましょう。
それ以外のすべてのラインに関しては、ソルバーで色々試しながら、レンジがどのように相互作用するか(どれくらいの頻度でベットできるか)、ソルバーはどのハンドクラスでベットすることを好み、どれは好まないか、理解を深めましょう。ソルバーを模倣しようとしてはいけませんが、ソルバーがどのように考えるか自問自答するのです。
他にももっとありますが、これだけあれば当分の間は忙しくなりますよね:)
Source: I was stuck at the micro's for 5m hands before making it to high stakes: AMA : r/poker
翻訳は以上です。読んで頂いてありがとうございました!
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