見えない人はかっこいい
「スーツアクターの矜持」(鈴木美潮 集英社インターナショナル)を読み終わりました。
マスクをかぶると視界がほとんどない状況,動きづらいスーツ,危険な場所での危険なアクション,安いギャラなど,今で言えば「ブラックな仕事」です。
しかし,見ている人を驚かせ,感動させ,楽しませるスーツアクターの生き方に感動しました。
シーンごとに単に動くのではなく,ヒーローがどんな気持ちなのかを考えて,アクションをするのです。まさにヒーロー以上に心を込めてアクションをしているのです。
春田純一さんは,こう言っています。
和田三四郎さんの言葉です。
最高のエンターテインメントをつくるために,命がけでがんばっているスーツアクターは本当にかっこいいと思います。
ヒーロー以上にヒーローです。
これからは,特撮ヒーローものの見方が大きく変わるはずです。