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本音教育用語集(ほ~ま)
ほじゅう・しんか・とうごう【補充・深化・統合】この言葉は,教師ならば一度は聞いたことがあるだろう。改訂版学習指導要領にも「道徳の時間と各教科,総合的な学習の時間及び特別活動など連携を図りながら補充,深化,統合して道徳的実践力を育てるように」という目標が記載されている。(第3章 道徳 第1 目標)
以前この「補充,深化,統合」という言葉をよく聞かされた。
市教委の計画訪問の時に道徳の研究授業を行った。内容は,副読本を使わず自作資料の授業を行った。ある中学校の校長が1時間私の授業を参観し,その授業後,授業研究があったが,その中で私は授業を評価して欲しいと言った。しかし,校長は評価することはせずに,何回も「補充,深化,統合」という言葉を繰り返し,時間がきてしまった。これ以来,「補充,深化,統合」という言葉にアレルギーを感じるようになり,この言葉ばかりを力説する人をあまり信用しなくなった。
まーくしーとほうしき【マークシート方式】私は共通一次世代だ。大学入試では、5教科7科目(国、数、英、世界史、政治経済、生物、化学)のテストを受験した。1000点満点で、自分がとったであろう点数によって、受験する大学を選んで2次試験を受験するという方式だった。この共通一次テストの解答用紙はマークを鉛筆で塗りつぶす「マークシート」だった。だから、いかに早く丁寧に塗りつぶすか(縦に長い〇をはみ出さないように濃く塗る)ということも重要になっていた。そのための練習をしたぐらいだ。
今考えると笑ってしまうような大学入試だった。
因みに私は1000点満点中、756点という自己採点だった。あくまでも自己採点だが。