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本音教育用語集(み~む)

みんななかよく【みんな仲良く】学校では「みんな仲良くしよう」ということが当たり前のように言われている。中には、「みんな友だち」とか「友だちをたくさんつくろう」などの言葉も実しやかに言われている。
果たして、そうだろうか。
社会的に言えば、すべての人と仲良くできることは不可能だと思う。まして、全員と友だちになることはできない。
学級や学年でも同じことである。
仲良しの人間もいれば、嫌いな人間もいる。一緒に遊びたい人間もいれば、できれば近づきたくない人間もいる。
つまり、「みんな仲良く」は幻想にすぎない。
この「みんな仲良く」を強いるようなことをすれば、苦しむ悩む生徒が必ず出てくる。
「みんな仲良く」する必要はない。自分と合わない人間とは、面と向かって嫌いというのではなく。適度な距離をおいて上手く付き合うことが大切なのである。
だから、学校では、「友だち」という言葉をいつも使うのではなく。「仲間」という言葉を使うようにしている。


むしょう【無償】日本国憲法の第26条に「義務教育は、これを無償とする」とある。
しかし、中学校では入学式前に物品販売が行われ、体操服やシューズ、デザインセット、スケッチブックなど様々な用具を購入することになる。
1万円を超えることは当たり前である。
また、授業で使用する問題集や参考書、国語便覧、ドリルなどの副教材も購入することになる。これも5000円を超えることが多い。
このような現状をみると、義務教育は本当に無償なのかと疑問に思える。
もちろん、児童手当や教育準備金などの支援はあるにはるが、保護者の負担が大きくなることは違いない。