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本音教育用語集(は~ひ)
ぱそこん【ぱそこん】私が教師になった20年以上前は,パソコンを持っている教師は0だった。せいぜいワープロを持っている教師が数名見受けられる程度だった。
しかし,今では,ほぼ全員が所有している。教師ひとりひとりにパソコンが支給されている自治体もあるぐらいだ。
授業を終えて職員室に戻ると,ほとんどの職員がパソコン画面を見ながら仕事をししている。成績処理やインターネット,校内LANなど確かに便利だ。
その反面,パソコン画面を見ているとどうしても声をかけづらい雰囲気となる。
この結果,職員室内での教員のコミュニケーションが減ってきたように感じている。
昔はベテラン教師がいろいろな話題を提供することにより,若手が育つというということもあった。こういったことからも現在の職員室は,若手が育ちにくい環境になっていると考えている。
ひょうか【評価】生徒を評価するために必要なことは,評価基準や評価規準をつくることではない。
評価規準表を完成させて安心している教師がいるとしたら,大きな間違いだ。
生徒一人一人を評価するために必要なことは,大きく言えば次の4つである。
①学習指導要領をしっかりと読み,内容を自分のものにしておく。
②学習単元ごとのねらいを明確化しておく。
③教材研究の中に授業1時間の中に,評価観点を取り入れた工夫をどのように組み 込んでいくかを吟味しておく。
④定期テストの中に,観点別評価を意識した問題を作成する。教師が,頭の中にスタンダードをしっかりともち,日ごろの授業をしておくこと が一番大切である。