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背後にあるものを読み取る

昨日の読売新聞「広角多角」にこんな文がありました。

昭和の国民的歌手、三波春夫さんは晩年、マネージャーを務めた長女の八島美夕紀さんと、よくファクスで打ち合わせをした、美夕紀さんがワープロで打った文書を送ると、「どんな字でもいいから、手で書いてくれ」」と求めたという。「気持ちや体調がわかるから」というのが理由だった。
手書き文字の時代を生きた人たちは、大なり小なり、そういう力を備えていたのだろう。使わない機能は衰えていく。いまの私たちは、誰かが書いた文字から、どれだけの情報を読み取れるだろうか。

「読売新聞」(2024年9月8日)

我々教師は、生徒が書いた文字から読み取る努力をしているのでしょうか。過去、生徒が書いた文字ではありませんが、このようなことがありました。

・高校の入学願書に汚れやシミがあるもの
・進路希望調査書に、何回も何回も消しゴムで消した跡があるもの

これからどんなことを想像しますか?
どんなことが読み取ることができますか?

教師には生徒の背後にあるものを読み取る力や想像する力が必要です。
こういった機能は日ごろから使わないと衰えていくということを忘れてはいけません。