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「恋するラジオ」

つい最近までスージー鈴木という作家がいることを全く知りませんでした。
しかし、友人のKくんから紹介してもらった「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者をたたきよる」がとても感動しましたので、2冊目を買い読んでみました。

「恋するラジオ」(ブックマン社)です。
こちらもなかなか心温まる感動作品となっています。
スージーさんと思われるラジヲくんが主人公です。
ラジオから流れる音楽と共に語られる青春のエピソードがなかなかいいのです。
アリス、サザン、山下達郎、クィーン、ビートルズ、吉川晃司、小沢健二など私の青春時代と重なり、懐かしい過去へと一気に戻ることができました。
まさに音楽は時空を超えるのですね。

そして、最後はラジヲくんが亡くなる場面が描かれています。
これがいい話なのです。

この本の帯に書かれているコピーが
「あなたが、人生の最期に聴きたいのは誰の曲?」です。

この本を読んで以来ずっと、この質問の答えを探しています。

あなたは、誰の何という曲ですか?