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Photo by
noouchi
言葉選びで伝わり方が変わる
9ヶ月と15日目。
久しぶりに楽器を引き込むため、所属しているオーケストラの練習合宿に一泊2日で参加した。
その間、妻と子どもはお盆がてら実家へ。
問題なく終え、3人で家に帰る。
お昼を作り、洗濯物や掃除、離乳食に続いて夕飯作りと、育休パパは忙しい。
子どものお風呂を入れ、さぁ授乳というとき。
急足の妻がお待たせ、というので、
お茶しっかり飲んだ?と聞くと、
飲んだよ、ありがとう、との返事。
そして続けて妻の一言。
「お茶なくなったから作っておいてもらっていい?」
わかったよで済む会話。
ただ、この9ヶ月ほぼ欠かさずお茶を作ってきた自分に対して、お茶作って、と言えるのか、と思ってしまった。
『お茶全部飲んじゃった』
→授乳期だからたくさん飲まなきゃ
とか
『飲み切ったから作ってもらえると嬉しい』
→飲んでそのままにしてあるんだ
であれば、言葉の裏まだ全然理解できるし、わかった作っておくよ、ってなるのに。
「作っておいてもらっていい?」
の言葉の裏には、どうしても
→空の容器が放っておかれるかもしれないから言っておくよ
に聞こえるのである。
別になくなったら言われなくても作っていたし、わざわざ"作って"と頼まれないと淹れない日などなかった。
今日も帰宅後、全ての家事をこなしている自分に対して、なぜさらなる指示のように聞こえる言葉を掛けられるのだろう。
こちらはまだ作りかけの夕飯に取り掛かるところでもあった。
夕飯だって、授乳が始まる前に自分が食べ終わっていることがベストであることは、これまでの生活でも妻もわかっているはず…
せっかくお互いにリフレッシュできた時間があったのに、こういうちょっとしたワードチョイスのせいで、またげんなりしてしまう。
なんとかならないものか。