育児のイライラ
8ヶ月と23日目。
今日も朝5時にはもぞもぞと我が子は活動をしている。
妻はうごうごする子どもを横に寝ているので、なんとなく4時ごろに授乳をしてくれていると思われた。
たいていこの場合、しばらくしたら大泣きに変わる。
と思うのも束の間、5時半にはギャンギャンと泣いてしまった。
妻の授乳疲れもあるので、一旦抱っこで別部屋に。
これで起きて遊ぶならまだよいのだが、抱っこをするなり大きなあくび。
しばらく抱っこすると今度は目をゴシゴシ。
あくびは相当疲れているサインともいうし、是非とも寝かせなければならないと思ってしまう。
が、朝5時台。
これまで10年間ほど夜型生活で、なるべく朝は遅くまで寝ていたい私にとって、まだまだ慣れない時間帯。
息子は体重が8kgほどになる。長時間の抱っこは体への負担が相当にある。
そこでバウンサーに置いてみるも、しばらくしたらぐずぐす。
仕方なく抱っこで歩き回ること20分。
居心地が悪いのか、背中を反らせたり足を蹴ったりと怒っている。
頭をぐっと起こして周りの景色をじーっと見つめたり、眠たいはずなのに自分から覚醒しに行く姿勢を取るのは本当に意味がわからない。
なんとか眠るモードにさせようと縦にゆれると、なおさら怒ってしまった。
次の手で、授乳クッションで支えながら抱っこして歩き回ること30分。
最初はうーんうーんと唸っていたものの、根気強くスクワット式縦揺れからのゆったりとした反復横跳びというトレーニング的揺らしで、なんとか少しずつ落ち着いてきた。
気づけばもう7時を回っている。
この長い時間の朝の寝かしつけに腕の疲労は相当溜まるし、精神的にも相当うんざりしながらも、寝てからすぐ置くと必ず起きてしまうので、一度静止して5分ほど待つ。
寝ついたところで、ゆっくりとベッドへ。
これで一旦解放される…と思いながら、授乳クッションがベッドについたそのとき、目がバチっと開いて突然の寝返り。
そのままベッドに転がってうつ伏せ状態になり、またもギャン泣き。
妻も驚いて起きてしまうが、もはやこのとき、もう一度抱き抱えて寝かしつけをできるような精神状態ではなかった。
妻にも
「ごめん、イライラしちゃってもう無理」
と告げて子どもを託してしまった。
妻も授乳してみるということでとりあえず落ち着きを見せた様子。
この日は頻度が少ない燃えないゴミの日でもあり、子どもをおろしてすぐにゴミ出しにかかる。
外は快晴で、すでに30℃近くまで気温は上がっている。
明け方から1時間以上もの抱っこ寝かしつけ…世の中のママパパは、この時期こんなにがんばっているのだろうか…
すぐに朝寝ができれば何も言うことはないが、寝てくれずに抱っこを続けるこの時間だけは、本当にイライラしてしまう。