性格が丸くなったと思うとき
若い頃の私は喜怒哀楽を顔に出すタイプでした。
そのために喧嘩もしました。
それで失敗したことも多かったです。
人間関係を計算して行動することは今でもできません。
ゴマをすることもできません。
若い頃に上司に言われました。
「部下のゴマすりは分かっていても可愛い」
「嘘も方便」という言葉もあります。
人を傷つけない嘘ならば、言っても良い。
女性を見ていると羨ましいと思います。
「かわいい~♡」
思ってもいないことを、挨拶代わりに口に出せます。
若い女子に聞くと、ノリで言っているそうです。
表面上の会話というのが私にはできません。
それができたら違う人生だったと思います。
還暦も過ぎると、喜怒哀楽を感じることも減ります。
経験を積むと、目の前の起こっていることに、感動しなくなります。
喜怒哀楽が減ると、表情が乏しくなります。
辛い経験を積むと、怒りの感情が弱くなります。
起こったことに、仕方がないと思うからかもしれません。
また自分の心を守るために、防御の回路が働いているのかもしれません。
怒りの感情で行動すると、周りの人を不快にさせます。
それだけは確かです。
周りの人のエネルギーを奪うことだけはしたくありません。
そう考えると、自分の性格が丸くなったと思います。