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自分の心のエンジンを回すもの

前職の会社の定年退職は65歳であった。

役職定年は60歳。

役職定年と同時に、監査室に異動の内示があって、転職を決意した。

基本給は定年まで上がり続ける。

役職手当が無くなるのだが、年収は大台を確保できていた。

監査室で5年間勤務するのは苦痛であった。

友人に相談したらすぐに転職先が決まってしまった。

還暦での転職であった。

職場も地下鉄で2駅しか離れていない。

広報の仕事を65歳まで続けることができる。

転職して2年目になった。

アドバイザー的な仕事になったが、転職先の会社に無いものを導入できた。

先月で20年ぶりの大きなプロジェクトも成功できた。

次のプロジェクトに入っている。

社長や副社長から呼ばれて、私が来て広報が変わったと言われた。

定年退職まであと3年である。

若手育成をしたいと思っている。

この年齢になると、利己よりも利他の精神で働くことが大事である。

【あなたがいて良かった】

この言葉のために働いている。

ボランティアで転職活動の支援をしている。

知り合いから頼まれる。

口コミで人が集まる。

オンラインとメールだけで転職支援などできる。

先週は、27歳の女性がANAの客室乗務員に内定した。

小さい頃からの夢を叶えて、本人どころか、田舎の両親が号泣したとのことであった。

若者の夢を叶えることは、こちらも元気をもらえる。

失っていた活力を取り戻せる。

客室乗務員への就職支援は、この10年間で50人を超えている。

転職支援の報酬は一切いただかない。

これが自分の方針。

【人の喜びが自分の喜び】

仕事であれ、ボランティアであれ、人の人生を変えることができたのは、本当に嬉しい。

自分が生きている証は、お金や名誉もあるが、一番大きいのは【人から必要とされること】。

実は広報の仕事というのは、人を元気にすること。

こちらの想いを伝える手段はいろいろある。

今やテレビや新聞よりもネットが主流になっている。

たまにプレゼンテーションを頼まれるが、私は常にこれを考えている。

【人の心に火を灯すこと】

話を聴いて頂いた人が、自分も頑張るぞ!行動するぞ!と思うこと。

他人には熱意しか伝わらないと思っている。

私のような不器用な人には、熱意しかない。

だから、定年退職までの3年間は、後進に熱意を伝えることにしよう。

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