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strongfeeling
親友の母親の死
小学校時代の親友の兄のFacebookに母親の葬儀のことが掲載されていました。
私のような故郷を遠く離れて住んでいる者にとっては、SNSは故郷の情報を得る手段としてとても役に立っています。
小学校時代は市営住宅に住んでいました。
親友は私が住んでいる棟の隣の棟に住んでいました。
彼とは保育園も一緒でしたからとても仲が良かったです。
彼のご両親は、中学校の国語の先生でした。
父親はとても厳格な「昭和の頑固親父」でした。
曲がったことが大嫌いな方で、親友はいつも怒られていました。
母親は典型的な「優しい母親」でした。
とてもバランスが取れていました。
親友はどちらかと言うと、ヤンチャな子どもで、悪戯ばかりしていました。
私は、小学校のときには小児喘息で体が弱く、母親がつきっきりで勉強を教えていたので、勉強だけはできました。悪戯もしないのでどちらかというと優等生だったと思います。
だから、私は親友の母親にはいつも褒められていました。
中学校の国語の先生に褒められると嬉しいものです。
私の家は両親が共働きで日曜日が休みでは無かったので、たまの日曜日に親友の父親がキャンプに連れて行ってもらったのを覚えています。
友人の父親はとても厳しい父親だったので、私も緊張していたのを覚えています。
Facebookの法事の記事を読みながら50年も前のことが頭に浮かんできました。
享年89歳と書いてありました。
大往生です。
私と親友は62歳。親友の兄は65歳です。
親友の兄が、「とても優しい母で、この人の子どもで良かった」と書いていました。
読みながら涙が出てきました。
こんなことを言ってもらえる親は幸せだと思います。
葬儀には参列できませんが、故郷を遠く離れても、ご冥福をお祈りします。