@東京都 公園管理者とボランティアの意見交換会
12月13日(火)の午後は、指定管理者としての公園管理者とボランティアさんとの意見交換会のファシリテーターをしてきました。
この公園では、今までボランティアさんから「こんなことがしたい!」といった夢をお聴きすることはしてきたのですが、できることできないことも含めて、その内容についてもっと突き詰めるような、ボランティアさんとの話し合いの場を作ってきていなかったそうで、今回が初回ということでした。
なにか問題が起きたからこういう会を開くのではなく、「共に公園をよりよくする協働を進めていくために、対話の場をまずはつくろう」というもので、素晴らしいです。
とは言え、ボランティアさんにとっては、「都民協働?何?それ?」状態でしょう。そんなわけで、まずは「公園管理者って何?」や「公園の役割って何?」「公益を大切にするってどういうこと?」のような、管理者にとっては当たり前のことだけれど、ボランティアさんにとっては、あまりなじみの無い内容についてお伝えする時間を設けたうえで、対話の時間を設けていきました。
日ごろからボランティアさんとのやりとりがしっかりとできているセンター長さんと副センター長さんが出席。そのため、とても和やかにお話が進み、少しだけ時間はオーバーはしましたが、今後解決しなければいけない課題を見つけるのに必要な意見交換、情報交換をすることができました。
この後は、「見えて来た課題を解決するにはどうしたらいいのか?」を管理者側で検討した上で、またボランティアさんとの対話の場を作っていく予定です。
公園管理者とボランティアとか、行政と地域住民とか、なぜかボタンの掛け違いを繰り返して、協働どころか、反目しあっている場面も他では残念ながら見られます。これからの時代は、一緒に公園をはじめとした地域資源を上手に使って、少ない予算でも、みんなが幸せになれるまちをつくっていく時代…。
今回、管理者の方がそういったことに気づき、一歩を踏み出せたことに、とても大きな希望を感じました。その場に立ち会えたことに、とても感謝です。ありがとうございました。