新緑の・水の木沢、大岩魚を釣る。
2009年4月15日
▲背掛かりしたヤマメを追っかけて来た33cmの大岩魚
2009年、渓流釣り「月例会」は新緑の丹沢からスタートした。
例年、6月の鮎が解禁になる前の道志川からスタートだったが、最近イマイチといった感じなので、今回は始めて、丹沢からスタートすることになった。前日の大雨もあがり、空も真っ青に晴れ渡り最高の釣り日和となた。
登山道は、今まで経験したことがないほど、明るく開け、山々は黄緑色・水色・黄色・薄紫・オレンジなどの淡いパステルカラーに色づき、新緑と青空がとても爽やかで。山吹、山ツツジなど鮮やかな花々も咲き、目を楽しませてくれる。清々しく、生き生きとしたエネルギーを感じながらおおよそ2時間、釣り場に到着した。シーズン初めての歩きで少々疲れた。沢に降り、今日、2度目の朝食をとりながら、Sさんが作ってくれたアルコールコンロの話がはずみ、あっという間に30分ほど時間が過ぎてしまった。11時のんびりと釣行開始。10分ほど釣り登った辺りの小さな落ち込みでいつもにもまして強いアタリがあり、ブドウ虫を加え糸を引き、元気のいい綺麗な27cmのヤマメが、水面に浮かび上がった。幸先がよいシーズンのはじまりだった。
この日の収穫は、何と言っても33cm強の大イワナを釣ったこと、それは、
20cmのヤマメを胸びれに引っかけて、手もとによせてくると、向こう岸の大石の辺りから大きな黒い影が、すごい勢いで、背掛りしたヤマメを捕食しようと後を追って来た、バカデカイ岩魚のようだったが、すぐさま右手の岩陰へと姿を消した。場を荒らさないように背掛かりしたヤマメをゆっくりと取り込み、リリースボックスにひとまず入れ、駄目元で、再度同じ場所に餌を振り込んで見た。すると様相に反し、すぐさま大きな岩魚、が水面下に現れた。アタリはなかったが、ほんの少し手首を返すくらいのアワセを入れると、竿に強い引きがググッと伝わってきた。その瞬間、左手の大岩の陰へと走った。0.2号の細いフロロラインを使っていたので、切れないかと不安だったが、頭を浮かせては、糸のテンションを保ったまま、ゆっくりと、少しずつ手元に引き寄せなんとかネットに入れた。デカイッ!。
先シーズも同じ場所で同じようにに取り込もうとしていた18cmのヤマメの後を、勢いよく追っかけてきた大イワナがいた。たぶん、ここに居着いたその大イワナだろう。30cmのリリースボックスに入れることが出来ず、手にぶら下げ、Sさんに撮影をお願いした。撮影を終えリリースすると、何食わぬかおで悠々と下流へと下っていった。
▲ 11 : 47 a.m. 22cmヤマメ
▲0 : 42 p.m. 23cmイワナ
▲ 3 : 15 p.m. 25cmイワナ
▲ 4 : 15 p.m. 大イワナが追って来た20cmのヤマメ