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コロナ罹患記録

立秋とは名ばかりで暑い日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。とろんぼにっくです、こんにちは。

先週あたりからとーんとTwitter投稿が途絶え、一部の熱いぼにたんファン(?)の方々にはもしかするとご心配をお掛けしたかも知れません。大変恐縮です。

このたびコロナに罹患しまして、一部関係各位にご迷惑とご心配をお掛けしてしまいました。幸いにも重症化せず、元気に自宅療養期間満了を迎えることができました。

慣れない土地でコロナ罹患、分からないことだらけで右往左往したわけですが、もし誰かの参考になればと思い発症から現在までをここに認めておきます。


発症

2022/08/09(火)2:00 A.M.
強い倦怠感と喉に違和感があり自然に目が覚める。
起き上がろうとすると酷い関節痛、発熱を確信する。

体温37.9℃
職場でコロナが流行していたので、ついにこの日が来たか...と腹を括る。
いつも箱買いしているイオンウォーター(500ml)を取り出し、まず一本ほぼ一気飲み。数本リビングに出しておく。炭酸水も常備しているため、今回買い足すときに節約のため買い置かない選択肢も一瞬頭をよぎったが買っておいて大正解。今後もストックすることを心に誓う。

8:00 A.M.ごろ上司に連絡。

関節痛と倦怠感が酷くてベッドから動けず。
なんとか市販の風邪薬(解熱作用ありアセトアミノフェン)服用。ロキソニン残り1錠、これは熱が上がり切ったときに飲もうと温存。

最寄りの発熱外来を調べると、予約不要で診察時間9:00-18:00とあったので薬が効くまでいったん眠ることに。

10:00 A.M. 体温38.0℃前後
意を決して服を着替え、発熱外来へ徒歩で向かう。(およそ10分の距離)
待ち時間が長いことを想定してカバンにはイオンウォーター2本、それから喉の痛みがあったので龍角散のど飴。鞄がやたら重い。

外は暑く、若干フラフラしながらゆっくり歩き進める。歩道橋の上で突然「あ、PCR受けるのに飴を舐めているのはダメなのでは??(唾液検査のイメージ)」と思い立ち、ガリガリと飴を噛む。久しぶりだな、飴を噛むの。思い付きで噛んでしまったけど、今思うと歯が欠けたりしなくて良かった、、

そんなこんなでようやく発熱外来へ到着。外の椅子には順番待ちの人がチラホラ。「良かった、思ってたより全然混んでない」と思いながら受付へ。私の前に男性がひとり居て、受付のお姉さんから説明を受けているのを盗み聞き。なんと午前の診察は10:00で終了、午後は14:00-とのことだった。しかもPCR検査は結果が出るまで2、3日かかると。前の男性ちょい切れ気味、、「どうせ検査キットなんだろ??なんですぐ結果出ねーんだよ」みたいなことを言っていた。お姉さんは毅然とした態度で説明しててカッコ良かった。私は意識朦朧としながらそれを盗み聞き。(苦笑)
「次の方どうぞ」と言われて、「あ、私も前の方と同じです(?)」とよく意味の分からないことを喋って軽く会釈して出てきた。このとき自分の鼻声に自分で驚く。お姉さん聞き取れてなかったかも知れない。ただの不審者で申しわけなくなる。

さて、困ったなーと人通りが少ない日陰に避難してから携帯で発熱外来捜し。
ここで本当に困ったのが、「かかりつけのみ」の一言。初診は診てくれないところばかり...こちらに越してきてから一度も通院してないので途方にくれるぼにっく。

とりあえずこの暑さで倒れるわけにはいかないと思い、一度帰宅。この時点で体温38.2℃。

朦朧とする意識で発熱外来を調べるが、市内ですぐ診察が受けられそうなところはなく...ふと前職のとき得意先のご担当が雑談の中で「ふじみの緊急病院」ならすぐ検査してくれると言っていたような...突然蘇る記憶。

調べると初診でも受診可、しかも電話予約しなくてもCLINICSというアプリで簡単に予約できるっ!!

ありがとうIさん!!感謝感謝🙏途方に暮れていたので思い出した瞬間涙ちょちょ切れました。

自宅からは高速を使って30分の距離。この状態で安全に運転できるのか不安はありつつ、予約できたのが翌日8/10の16:00-だったため、そのときまでには解熱剤で下げればなんとかなるだろうと算段。

それと同時に、市が無料配布している抗原検査キットを申請。もしPCR検査前に届けば、はやく関係各位に連絡できるし、容態が悪く運転できなかった場合は、最悪抗原検査の結果で支援物資等を申請するつもりだった。(←後にPCR陽性結果が出ないと支援物資は手配できないと知る)

PCR検査日も確定したので、熱が出たら連絡するようにお達しが出ていた吹奏楽団に連絡。(発症二日前にホール練)

ここまで対応したところで、限界を迎えベッドへ。しばらく寝る。食欲はまったくなし。とにかく喉が痛い。(咳は出ない)

関節痛はあったけど、頭痛はなかったのが印象深かった。(そのあとの台風のほうがよっぽど頭痛かった)

14:30ごろ目が覚めて、水分補給しようとベッドから立ち上がろうとしたそのとき
足に感覚がなくて驚く。
「あ、やばい」どこにも掴まれずに足を捻りながらも無印の人をダメにするクッションへダイブ。

痛みが後からやってきて天を仰ぎながら悶絶。
自分に何が起きたか分からない。
足が痺れて感覚がない状態に近かったが、決して足が痺れていたわけではなかった。

めちゃめちゃ怖かった。

とにかく足をさすって感覚があることを確認、
体を起こしてゆっくり立ち上がる。
今度は立ち上がることが出来た。

それ以来、ベッドから立ち上がるときはゆっくり、細心の注意を払うようになる。

そのときの体温38.8℃
これはやばいと思った。去年打ったワクチンの副反応は2回とも熱は上がらなかったので、こんな高熱はかなり久しぶりだった。最後がいつだったか思い出せない。風邪で熱を出すことはあっても、せいぜい38.0℃くらいだったはずだ。

ロキソニンをイオンウォーターで流し込み、(良い子は真似しないでね)冷凍庫にあった保冷剤にタオルを巻いて首に当てる。だいぶ楽になった。高熱で苦しいときは首と脇を冷やすのは効果的めんだ。熱さまシートは常備しておくべきだと悟る。

そのまま入眠して、目が覚めたら熱の計測と水分補給、風邪薬の服用と保冷剤の交換を繰り返してなんとか発症日初日を乗り切る。


PCR検査

翌日9:00 A.M.ごろ、上司へ体調報告。
体温は38.7℃〜37.4℃近辺をいったりきたり。ロキソニンは終わってしまったので、以降は解熱目的で風邪薬を服用していたが、これが喉の痛みに効果があり大変ありがたかった。

この日に吹奏楽団から、ホール練のときに、休憩時間に話したかも知れないから発熱したのは誰なのか知りたいという人がいるので、名前を公表しても良いか確認があった。

元々、団の方針でPCR陽性になると氏名公表されることになっていたので、もちろん問題ないで回答したが、現時点で体調が悪くないのであればそれが全てのような気もした...土地柄的にも団の方針的にも元来保守的なので、致し方ない。みんな未知のウイルスに怯えているのだ。誰だって怖い。
結果、私のせいで2回も団の練習を潰すことになる。

メーリングリストで一斉送信されると、なんとも複雑な気持ちになったが、以降発熱者は出ていないようなのでクラスターが発生しなかったことが不幸中の幸いだと思った。

午後になると熱も38.0℃前後で安定してきたので、PCR検査へ出かける準備開始。

歯を磨くためリステリン紫を口に含んだ瞬間衝撃が走る。何も味がしない。アルコールの清涼感もない。

このとき、味覚障害があることに初めて気が付く。そういえばイオンウォーターも苦い薬も味が全然しない...

シャワーで汗を流すとかなり気分的にもスッキリして、車の運転も問題なさそうだったので出発。行動はゆっくりを心掛ける。

出掛け際にポストを覗くと、抗原検査キットが届いていた。今からPCR検査受けるのであまり意味なかったかな、と思いつつ、いったん自宅へ置いて車を出す。

平日昼間は高速も空いていて、問題なく目的地に到着。タクシーも公共交通機関も使えないのが本当に厳しいなあと思った。

到着すると駐車場で警備員さんに誘導され、車を停めてから受付へ。臨時でプレハブが建っていた。

あとは案内に従って受付の列に並ぶ。家族連れが大声で喋って騒がしかったり、へそを出した若者が不機嫌そうに並んでいたり、両親に連れらた赤ちゃんがギャン泣きしていたり、列に並んでいたおじさんが突然抜けて帰って行ったり、なんだか世紀末感が漂っていた。

すぐに順番がきて、よくフードコートで渡されるアラームを手渡される。これが鳴るまで車内でお待ちください、2時間ほどかかりますと案内される。解熱剤を服用しているか確認されたので飲んでいると答えると、何を飲んでいるか聞かれたので商品名で回答。お姉さんポカン。「ああ、市販の薬ですね、」とボソッと呟いて何か書き込んでました。やはり喉が痛くてまともに声が出ていないのか、それとも成分で答えるべきだったのか?いろんな人がいるから対応大変ですね、、お疲れさまです。

受付が終わると自分の車へ戻り、エンジンをかけて車内で待つ。座っているのが辛かったので座席を倒して横になる。まだフルバケにしてなくて良かった、
車内で待つのがしんどいのか、駐車場をウロウロ徘徊しているおじさんが何人か居て、動きが全く同じで面白かった。

携帯でTwitter眺めたり水分補給したりうつらしてるうちに2時間経過。アラームが鳴ったので検査場へ。ここでも少しだけ順番待ちで並び、晴れてPCR検査実施。鼻の奥まで綿棒を突っ込まれて涙が流れる。最後立ち上がってお礼を言ったつもりが、これまた意味不明な音が並んだだけで、おそらくお姉さんには伝わってなかったと思う。お姉さん的にも喋らないで、といったところだろう。習慣って怖い。

検査結果は翌日のお昼ごろインターネットで確認、支払いは後日郵送される払い込み用紙で精算してくださいとのこと(コンビニ払い可)。便利な世の中だ。

帰り道は下道をゆっくり走行し、無事に帰宅。

熱は37.2℃まで下がっていたものの、結果を報告する必要があるため抗原検査も実施。こちらも綿棒を鼻の奥に突っ込むタイプ。液を垂らした瞬間に陽性ラインが出てびっくり。はやっ。

垂らした直後
15分後 綺麗になった

結果をインターネットで回答。何でもインターネットで申請したり登録できたりして本当に便利な世の中。

この時点で食欲があったため(さすが私)、素麺を茹でて食べる。久しぶりの食事だったが、味覚がないので美味しいと感じられず...食後は倦怠感に見舞われてすぐに横になって休む。

このあとしばらく、食後の倦怠感(胃もたれとも違う)に悩まされることになる。

横になりながら、そろそろ食糧を調達しないといけないなあと思案しているうちに、眠りにつく。



PCR陽性とその後

8/11 11:00ごろ、インターネットで陽性を確認。

関係各位へ自宅療養期間中に入っていたスケジュール調整依頼の連絡。

ひと昔前なら電話連絡しなければいけなかったところ、スマホでポチポチ連絡できるのは本当にありがたかった。喉が痛くて声を出すのがとにかく辛い。

このあたりから熱が下がり、代わりに咳が酷くなる。

保健所からSMSで連絡が来たのが翌日の8/12。
このタイミングで支援物資の申請ができるようになり、すぐ申し込む。

ハーシスIDも付与され、以降毎日MY HER-SYSに体調を登録する。(インターネットにて)

支援物資が届くのに2-3日かかるとのことで、家に素麺しかなかった私はカロリーメイト的な栄養食を求めて近所のスーパーを調べる。ネットスーパーで配達してくれるとのこと!やった!!安定のレバニラも注文。栄養満点。

オートロックだと、一度インターフォンで応答しなければならないのが辛かった、、とにかく喋りたくなくて、しばらく一言も発しない日が続いた。発音の仕方を忘れないか割と真面目に心配だった。同時に、楽器にも1週間以上触れられないので、こちらも吹き方を忘れないかとても心配になった。

コロナ罹患当初は、自宅療養期間中にアニメ履修できるとか譜読み進められるなーなんて悠長なことを考えていたが、実際はとてつもない倦怠感で何もやる気が起きず。

1番辛かったのは味覚障害で、食事が美味しくないこと。食欲はあるのに、少し食べると気持ち悪くなり横になる、というのが続いた。経口摂取しなければ体力が落ちると分かっていたので、無理やり食べる。この繰り返し。

ただやはり免疫がかなり下がってしまったようで、このあたりからヘルペス、膀胱炎、中耳炎が併発して苦しむ。
痛いけど病院に行けない...特に中耳炎が辛かった。

8/13にパルスオキシメーターがレターパックで到着。日々のMY HER-SYS体調報告に測定結果を記載する。

パルスオキシメーター

8/16ごろになると、熱もすっかり平熱に下がったので
8/17から在宅勤務で職場復帰することに。

最初はものすごい倦怠感でしんどかったが、いきなり出社ではなく在宅勤務から開始してリハビリできたのは良かった。


最後に

そんなこんなで、まだ味覚障害と鼻声が若干残ってはいるものの、症状は軽快し8/19に無事自宅療養期間満了を迎えることができました。

弱毒化しているとはいえ、出掛けることができない性質上独り暮らしで罹患するとかなりしんどいことが分かりました。

医療機関も自治体もかなり逼迫しています。備えあれば憂いなし!ということで、個人的に「これを準備しておくと安心だよリスト」を記載しておきます。

皆さまもどうか、ご自愛くださいませ。

【これを準備しておくと安心だよリスト】
・最寄りの発熱外来の確認と移動手段の確保(かかりつけ以外診察できないところも多いので注意!)
・ポカリ
・カロリーメイトやウィダーインゼリーといった栄養食(味覚障害があると特に食欲なくなるので、すぐに栄養が経口摂取できるものがお勧め)
・冷えピタ、保冷剤
・解熱剤、トローチ
・入院保険の確認(自宅療養でも申請できます!)

とろんぼにっく〄

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