2021.シェフが山のお手入れをしたのなら農地開拓 土壌改良 水脈改善三浦土地再生プロジェクト
段切り
急な斜面を掘ったり盛土したり、枕木をして階段にして足場を確保する事。
急斜面の足場の確保という事もあるのですが、
今回の取り組みは敷地内の細かな水脈を確保し
シルト状の土(土の上層部にある細かな土)が斜面を伝って流れ出て細かな水脈を潰さないようにする為の行動です。
防風林作り。
竹や笹で敷地内から外に広がってしまう事を防ぐ為に広がってしまった笹や竹を使用し葉っぱや枝の散乱を防ぎます。
竹のバケツリレーならぬ竹リレー
長い間放置されてしまっていたこの敷地は竹が一面に根を張り倒れてしまっているこの土地。
竹を竹林から取り除く事から始まります。
とってもとっても無くならない竹との死闘。
黙々と数時間。
集まった人達は竹のシナリを身体に受けて
風通しのいいスペースに。
土地を改善する為にこの竹は竹炭として利用する為、
ワークショップで竹炭作りを行います。
この場所は無数の竹に覆われてしまった栄養素の少ない土地になってしまったので、少しずつ改善土地を改善し森が元気になってくれるようにする活動です。
手入れをした後の清々しい空気感は森が喜んでいるようにも感じます。
枝や竹は、根元から急に切られると身を守る為に
固くて太い大きな根を張ろうとするそうです。
自分の生命の危機を回避しようとする取り組み。
竹も生きている。
この地の竹を全て刈ってしまうのは簡単ですが、
風が通り、さらさらと流れる笹の葉の音色がなんとも心地よく感じると同時に今の残っている竹にもしっかりと役割りがあるのだと言う事も教えてくれている。
今の現状の竹の役割りを奪ってしまうのも考えなければならないのだと指導者は云う。
少しずつ手入れして、土壌が改良されて行くと、竹も後退し、違った植物も育つそうです。
皆で協力して作るこの地は色々な事を知らせてくれてます。
地球にとっての一瞬の出来事。
土壌改良の1ページ。