元みながわ

企業の広報から出版社の広告営業を経て、フリーランスの編集・ライターに。

元みながわ

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最近の記事

【妄想対話】お化け屋敷のお化け役の人は

職場は、暗くて狭い建物の中。 アトラクションに参加した客をもれなく怖がらせることが、彼の仕事だ。 ときに心ない言葉を投げかけられながら、一日の職務をまっとうする。 彼が更衣室で白装束から通勤服に着替えるわずかな時間、 そこにあるのは虚無なのだろうか。 ー 3年前、彼はうだつのあがらないサラリーマンだった。 毎日、上司や取引先から怒られ、同期たちの明るい雰囲気にも馴染めず、 それでも、「人を喜ばせる仕事がしたい」という一心で日々奔走していた。 ある日、喫煙室の前で、彼は

    • 踊らにゃ損を実感した日

      先日、100年ぶりくらいにジムの扉を開けた。 小一時間ほど体を動かしたあと、休憩しながら壁に掲出されたスタジオプログラム(ヨガとかボクササイズとか)のスケジュール表を何の気なしに眺めていると、「あなた、この後のレッスン受けるの!?!?!」と、めっちゃめちゃ元気なマダムに話しかけられた。年の頃は私の母親くらいだろうか。鮮やかなピンクのTシャツにブルーのトレーニングパンツを履いている。 元来こういう場で知り合いをつくるのが苦手な私は、普段ならこんな場面は愛想笑いでスルーだ。け

      • 八つ当たりってなんだ

        八つ当たりって何なのだろか。結局、どういう心の仕組みなんだろか。と思うことがあったです。今日。 辞書を引くと、八つ当たりの対象は「関係のない人」まで含むとあるけれど、個人的には、信頼できる相手に限られる気がしている。とくに、家から一歩外に出た世界においては。 だって周りの人に嫌われたくないし、負の感情をまき散らすのって恥ずかしいから。 だから八つ当たりって、相手との信頼関係が築けているからできるというか、自己開示の一つというか。 ただ、相手とそういう関係性が構築できて

        • いい感じのバランスでいたいという話など

          どうも、元みながわです。 前回、「頑張って書きます!」と宣言したにもかかわらず、それから3週間が経っていたという体たらく。あばばば。 先日、悔しさと沈む気持ちとで眠れない夜があった。 感情で仕事をしすぎである。あば。 でも、やっぱりどこか割り切れないときってあって、それで内省してみると、プライドの高さと自信のなさが最悪の食べ合わせをしていることに気づいて、さらに落ち込んだりして、建設的じゃなかったりして。あばー。 ・ 仕事でもなんでも、「理屈と感情のバランスがいい人であ

          書くことに向き合ってみることにしました

          どうも初めまして。元みながわです。 いっぱつめの記事は自己紹介がいいらしいので、軽く自己紹介っぽいことを書いてみることにします。 企業の広報、出版社の広告営業を経て、2009年春頃からフリーランスの編集・ライターになりました。クリエイターネームの「元みながわ」は、独立当初からのビジネスネームが由来です。 ありがたいことに、新人時代から比較的お仕事やご縁に恵まれまして、インテリア誌やカルチャー誌、企業のオウンドメディア、ECサイトの商品コラムなどなど、幅広く編集したり書い

          書くことに向き合ってみることにしました