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「インタビュー原稿が書けること」はライターの土台。京都ライター塾:講座レポ#03
2025年1月25日。
京都ライター塾第3回目は「講義」の回。
今回は「インタビュー原稿の書き方」をテーマに
講義が始まった。
インタビュー原稿って?
そもそも、「インタビュー原稿」とは
どんな原稿のことなのだろう。
その定義は
「インタビューして話を聞き出し、文章にすること」
一般的には「新聞や雑誌などのメディア関係の記者が、著名人などに対して話を聞き、記事にまとめたもの」といったイメージが思い浮かぶ。
江角悠子さん(えずさん)からは、
このようなお話があった。
世にある、あらゆる記事はすべてインタビュー原稿であると思います。
人物インタビューはもちろんのこと、お店の紹介、場所の紹介、モノ・コトの紹介・・その全ては「誰かに話を聞いてそれを言語化したもの」。
エッセイも「自分」にインタビューしたと考えれば、それはインタビュー原稿と言えるのです。
そうか!なるほど!
と今までの学びを振り返りながら、
このお話を噛み締めた。
商業ライターとは、
「人の話を聞いて他者に伝える仕事」
「誰かの伝えたいことを言葉にして伝える仕事」
であることを学び、
ライターが「書くため」には
「全ての会話はインタビューである」
という意識が大切であることを知った。
ワークでは、その意識を持って
お相手の話を聞くこと=「インタビュー」で
「自分の強みを発見する」ということを実践しているのだ・・。
つまり、
「インタビュー原稿」とは
「商業ライターが書く原稿全て」のこと。
インタビュー原稿が書けるようになると、
色々なジャンルの(エッセイ含む)原稿を
書けるようにもなっていくのだ。
インタビュー原稿が書けるようになれば、
仕事の幅も広がっていき、収入増のチャンスにもなる!
インタビュー原稿を書けるようになることは
商業ライターとしての土台であり、
活動を広げていくための基礎と言えそうだ。
インタビュー原稿を書くために重要なこと。
では「インタビュー原稿」を書くためにどんなことが必要なのか。講義でお話いただいたことをまとめてみた。
◾️インタビュー原稿の要素
「集めてきた情報=素材(から見えてきたこと)
➕ 書き手が分析して出した答え」
◾️インタビュー原稿で重要なのは「素材」=情報!
・良いインタビュー原稿を書くためには、
いかに「良い素材集めができるか」にかかっている。
*集めるべき素材とは
・話を聞いた人から得た情報
・5W2Hの確認
・具体的な数値、データ
・書き手自身が現場で見たこと、感じたこと
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えずさんからは、「素材」集めは「料理」に似ているというお話も。
いざ、カレーを作ろうと思っても、その場にカレールーがない、にんじんがないってことになったら、買い物に行かなきゃだし作る気も失せる。
材料集めは、はじめにしっかり準備することが大切ということ。
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◾️「素材」から「構成」を考える。
・書くことと書かないことを選別する
・書く順番を考える
*構成(書く順番)に迷ったら
・まずは結論(伝えたいことのゴール)を決めておく
・見本となる「お手本記事」を分析し
「型」を見つけて当てはめてみる。
・型には「ものや場所を紹介する」パターンと
「人へのインタビュー」の場合など
ざっくりと分けることができる。
→全てその型に当てはめられるわけではない!
普段から「構成や型」に意識を向けて、
多くの記事や文章に触れておくこと。
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えずさんが素材集めをするときは
「ノートに手書き。単語で」
ということを実践されているらしい。
そのメリットは「全体を見渡せるから」ということだった。
また、構成も同じノートで考えるとのこと。
原稿にする際に必要と思われる
「単語=情報=素材」に赤マルをつけたりして
ピックアップしていくそうだ。
エクセルなどPCを使う方もいるとのことだが、
私も手書きの方が合っているような気がする。
斜め書きもできる、絵や図も同じ場所に書ける。
とにかく「自由」であることがいい。
ただ乱筆な私としては、
まずは「あとで読んでも読める字」で書かくことが課題。
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◾️良いインタビュー原稿とは
・誰が読んでもわかりやすいこと
・言いたいことが伝わっていること
・文章の美しさは必要ない
→そのためには
・読者層の想定をすること
・読者が読みやすいような文体、
「文のテンション」を統一する
・読んだあと、読者にどうなって欲しいのか、
どうして欲しいのか?を明確にする。
◾️インタビュー原稿の「書き手」が注意したいこと
・第三者の目線=客観的な視点を持つ。
・答えを明確に書く。(読者に判断を委ねない)
・具体的な素材や表現を駆使して伝える。
*原稿の「見た目は美しく」を意識する
・原稿がアップされる先をイメージして文章を整える。
→よく読まれているデバイスはスマホ?PC?
→改行、1行あたりの文字数、全体のバランス、
写真がある場合、文字とのバランスなど
*「締めの言葉」には要注意!
・書き手が感じたことでも第三者的な視点でまとめる。
→「素敵な〇〇」「感動した」「面白かった」
「ぜひ一度行ってみて」はNG。
どう素敵だったのか、感動した、面白かったのはどうしてか、
お店の個性を端的に分析して客観的に書く。
→迷ったら、第三者に原稿を読んでもらって
主観的でないかを判断してもらうのもOK
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ここは私にとって課題になりそう。
商業ライターはあくまで「黒子」に徹すること。
普段noteに綴っている記事のほとんどは
主観的なことなので、事象を引いて捉えることが
今は難しいなあと感じている。
ふと思ったのだが、
ニュースを読むアナウンサーの立場になってみてはどうだろう。さまざまな事実に対して客観的な表現でニュースを締め括っている。テレビはあまり観ないのだが注意して聴いてみようと思う。
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◾️原稿を書き始める前に意識したいこと
・まずは最後まで一気に書き上げる
→書かないと校正もできない
→途中で検索したり携帯を見たりしない!
→「ポモドーロ・テクニック」も取り入れて。
・原稿は最後まで読んでもらえると思うな
→「読みたくない」人もいる。情報を知りたいだけの人も。
→構成を作る時にに配慮(結論を最初に持ってくるなど)
◾️書いた後にすること=「文章を磨き上げる」
・「推敲」をする
→誤字・脱字のチェック、表現方法、
表記の統一、ここで一気に
・声に出して文全体のリズムを整えること
→息継ぎできる文章に。
句読点は呼吸しやすさにを助けてくれる
・客観的な視点で全体をチェックする
→一晩くらい寝かせてから再度読み直してみる
◾️次回までの課題
「私の好きな〇〇」について、商業ライターとして書いてみよう!
つまり主観が優位なエッセイ的な内容にならず、
〇〇について、伝えたいことがしっかり伝えられるか、
第三者として客観的な視点でまとめられらるのかがポイント。
そして、その原稿が目指す目標は、
「〇〇について興味を持ってもらえること」
(行きたくなる、書いたくなる、もっと知りたくなるなど)
加えて、「どんな媒体に掲載したいか?」も明記するので、
どんな読者に伝えるのか、そのためにどんな文体にするのか、
といったことへの配慮も必要になってくる。
さて、私はどんな〇〇について伝えていこうか。
今回の講義で学んだことを咀嚼しながら、
課題に取り組んでいこうと思う。
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