支出がかさんで落ち込みそうな時は、単に「タイミングの問題」と考えよう
個人的な事情で、最近、自分の服装を見直す必要に迫られ、いい機会なので、30代後半にふさわしい服の一着くらいは持っておこうと決心した。
自分はお洒落どころか、ファッションへの関心そのものが非常に薄く、非常識なレベルでなければ、基本的に安くて洗濯しやすく、長持ちするもの、というのが服を選ぶ基準だった。
よって、流行がどうこう以前に、最低限、男性が気を付けておくべき心得にも、抜け落ちているのが幾つもある。
本来なら、こういう事は自分で試行錯誤しながら、時間をかけて学んでいくんだろうけれど、自分の場合は急ぐ理由があったので、この際スパッとプロに頼んで教えてもらおうと考え、ファッションコンサルタントさんに依頼する事にした。
コンサルタントと言っても、自分のような、服のイロハも怪しいレベルの人にも、必要な状況はどんなか、なぜ服装を整えようと思ったか、などと細かくカウンセリングしてから始めてくれるのでとても助かる。
選んでもらった服は流石プロだけあって、ファッションに欠片の興味もなかった自分でも、鏡に映った自分の姿をマジマジと見てしまう程だったし、「どうしてそんなに変わるのか」という理由も丁寧に説明してもらった・
で、選んでもらった服を購入し、今後に向けてサポートしてもらう計画も立てて貰い、ほぼ期待通りの成果を手に入れたところで。
予想通りと言うか、ものすごい額となった出費に、わかっていた事とは言え、軽く落ち込んでいる。
最初の記事にも書いたが、僕は実家にいる時から働いてはいて、家にお金を入れつつ、少しずつ貯金した額が手元にそこそこのあるので、別に生活が傾くとか、そういう危機を迎えている訳ではない。
そうは言っても、ごっそり減った預金通帳を眺めてくると、気が滅入ってくるのは抑えられない。
が、ふと思ったのは「そもそも他のみんなは、この額を若い時にちょっとずつ自分に投資してきたんだよな」という事だ。
今回の出費は正直痛いが、考えてみれば、一般の人たちは学生の頃から、友達付き合いや異性との出会いを通して、服装について勉強し、服を買い、ファッションについて覚えてきたわけだ。
それをやってこなかった自分は、その遅れを数ヶ月で一気に取り戻そうとしている訳で、そりゃ出費がドカンときて当然だな、と思う。
これは服だけでなく、人生で何度か訪れる「まとまった額の投資が必要」な時にも言える事ではないだろうか。
分野に限らず、いい物を手に入れようとする、その道のプロに依頼するとなると、どうしても値段は張ってくる。
それでも、自己投資は絶対に必要だからしておけ、という意見は最もだが、投資と言うのは、すぐに結果に繋がるものではないから、「無駄だったんじゃないか等の公開が、頭をよぎる事がある。
その時は、「時期が異なるだけで、いずれは払う事になっていたお金だ」と言う風に考えてみてはどうか。