’鬱病人生’パート②
仕事を辞めますと、電話で告げた。
こんなに早く辞められると困るんだよね、と私を合格させた男がイライラした口調で言った。
すみません。と、力無く謝った。早く電話が終われと思いながら何回か謝った。
罪悪感でいっぱいだった。
店長、お母さん、自分は社会不適合者です。と。
情けない気分になったし、お金のことだけを考えて、合わないと分かっていた真面目なルールばかりの職場を選んだ自分にも怒りを覚えた。
その後は、2階のシングルベッドの上でずっと寝ていた。朝9時か10時になると、あんたいい