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スマホを断捨離して生まれた3つの変化:思考・決済・食事

はじめに

スマホは、旅に出た時はなくては困るツールとなるが、日常の外出ではなくても困らないモノである。

Apple WatchをGPSモデルからセルラーモデルに変え、iPhoneなしで外出できるようになった。その結果、これまでずっとiPhoneに思考を阻害されていたことに気づいた。そして思考の変化は行動の変化を生んだ。日常生活でスマホを断捨離して1ヶ月が経ち、3つの小さな変化があったので記事として残しておく。

1. スマホいじりから思考遊戯へ

電車に乗っている時、後期高齢者と寝ている人を除いて乗客の全員がスマホをいじっている。自分もそれらのスマホ集団の同調圧力を感じて、用もないのにiPhoneをポケットから取り出していじるフリをする。しかし間が持たず、目をつぶって寝ている人の仲間入りをする。スマホをいじらないで目を開けていると後期高齢者に見られるというわけではないと思うが。

外出時にiPhoneを持たなくなって気持ちが吹っ切れた。本来の自分を取り戻すことができたと思う。乗車中や乗車待ち時は、思考を巡らせて遊ぶ「思考遊戯」の楽しさを再発見した。その遊びの最中は自分ひとり、Apple Watchを腕に着けて昭和の時代へタイムスリップしたような感覚になる。

思考遊戯で閃いたアイデアや思い付いたタスクをメモする。昭和の時代と違っているのは、紙のメモ帳がApple Watchのメモアプリやリマインダーに変わり、ボールペンによる手書きが音声によるテキスト入力に変わった。しかし、やっている遊びは昔と同じになった。

2. 決済はICOCAをメインに

これまでは、交通系の決済はApple WatchでICOCA、流通系の決済はApple WatchでQUICPayを使っていた。交通系決済と物流系決済を使い分けていた。

外出時にiPhoneを持たなくなり、意識がApple Watchだけに向くようになったためか、Apple WatchのICOCAの使い勝手の良さを改めて認識するようになった。

ICOCAは読み取り機にApple Watchをかざすだけで決済ができる。一方、QUICPayはApple WatchのボタンをダブルクリックしてApple Watch画面にクレカを表示させないと使えない。このQUICPay決済の準備の一手間に小さなストレスを感じていることに気づいた。

物流系の決済にもICOCAを使わない手はない。物流系の決済は ICOCAをメインで使い、QUICPayはICOCAが使えない場合にだけ使うようになった。

また、以前は外食の決済時にiPhoneで楽天ペイを使うことが多かった。それはiPhoneで飲食店アプリの割引クーポンを利用していたので、「クーポン→楽天ポイント→楽天ペイ」というスムーズな操作の流れから決済はiPhoneだけで完結させていた。

外出時にiPhoneを持たなくなってからは外食をやめて自炊をするようになったが、たまに外食をするときは個人店を利用し現金決済がメインとなった。

3. 外食から自炊へ

自宅にいる日は自炊をしているが、外出した日の夕食は外食をしていた。外出時にiPhoneを持たなくなってからは、帰宅してから自炊をするようになった。

以前は、吉野家、なか卯、王将などの飲食チェーン店のiPhoneアプリで割引クーポンをよく利用していた。外出時にiPhoneを持たなくなってからは割引クーポンが使えなくなった。割引クーポンの利用が常態化すると割引クーポンなしの利用は損した感がある。わずか30〜50円の割引きなのだが、iPhoneを持たなくなってからは、これらの飲食チェーン店を利用しなくなった。そして、買物と自炊の時間の分だけ、以前より早めに帰宅するようになった。

以前は外食で食べる料理は、割引クーポン対象品の中から選ぶことが多かった。自炊ではその日に食べたいものを自由に選択できる。自分で作ることができる料理メニューは数少ないが、スーパーの惣菜コーナーも利用して品数を補う楽しみもあり満足している。

おわりに

自分にとって、なくても困らないモノを断捨離していけば、本当に必要なモノを発見していけるのかのしれない。いずれにせよ、積極的に環境やモノを見直し続けなければ、自分を見失っていくだろう。


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