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8/18 エクスチェンジマート報告 その1


特注シリーズも大好評!

台風の影響が気になりましたが、無事開催となりました。曇り空が多く、先月に比べて少しは楽でした。
今日の最初のお客さんは、エクスチェンジマートの大御所、Mさんが来店。「今日はダメだな」と言いつつ…。

エクスチェンジマートの登録番号200番台!の同級生

先月、愛車のBMW R100GS パリダカにフロントフォークの除電を提案し、マジ軽バンドをご購入。

フロントフォークへの取り付け位置でも変わります

フロントフォークの除電で「マンホールを通過しても余り突き上げを感じ無くなりました。 マンホールを意識して避けずに走っても余り突き上げを感じ無くなったと思います」とのインプレッションを送って下さいました。
キャブには何も取り付けていないのに「アクセルが重く引っかかる様な感じだったのが改善された」これに驚かれたそうです。「(キャブには)付けていないのに、何で??」、「物理的に繋がっているからですよ、キャブのダンパーオイルの粘度が下がったからでしょう」。

ミッションの除電はどんなものかと、マジ軽クリップで試しました。装着後は「シフトの入りが良く、ニュートラルも入りやすい」、当たり前です。

マジ軽クリップの代わりにどこに付けるかは思案中

除電で動きが改善した3点についてご説明します。
フロントフォークやミッションにはオイルが使われています。オイルやグリスに静電気が帯電すると、オイルの粘度が上がり(トヨタの特許文献より)動くのにより力が必要になるのです。だから除電してあげると粘度が下がる(既定の粘度に近づく)ので、少ない力でもスムーズに動く。当たり前でしょう?
なぜ、キャブの動きまで良くなったかというと、このキャブはSUキャブでダンパーオイルが充填されています。オイルが除電されて、粘度上昇が抑制されたので動きが改善されたのです。これも当たり前。

昭和の時代にはSUキャブはよく使われていました。「レスポンスが遅い」、「しゃっくりをする」、「くしゃみをする」等と言われる癖のあるキャブです。除電で全てが解決する訳ではありませんが、静電気の悪影響を取り除くだけでもこのような効果があるのです。昭和の時代から除電しておけば良かったと思いますが、まだその技術が無かった。

このように、静電気の除電は乗り物の効率を改善し、走りが楽しめるようになる技術です。
今回はキャブ本体を除電したのではありませんが、前述の通りオイルの帯電量が減った結果、動きが良くなったのです。オイルが使われていなくても改善される場合もあります。
例えばFCR。スロットルバルブがプラスチック製なので帯電量が多い。除電で動きが改善されれば、いい走りが出来ますね。
「それにしても驚きです。 恐るべしマジカルナット」と締めくくられています。今回のはナットじゃないですよ、Mさん。

Mさんは車でもオートバイでも除電の効果は十分体験されていますが、これにより他の場所も除電したくなり、現在、BMWのキャブとリアデフ(ベベルギア)の相談を受けているところです。
水平対向エンジンなのでやりにくい部分もありますが、楽しく乗っていい走りをして頂きたいので、写真を送ってもらいながら思案しています。
除電スプレーの残りを使い切ろうと、Mさんの携帯電話のガラス保護フィルムに塗って差し上げました。「何、そんなのあるの?いいなぁ、それ欲しい」と。また来月の予約を頂きました。何かしら毎月お買い上げ頂くヘビーユーザーです。

Mさんのスーパーカブのインプレッションの記事です。
Facebookの「全日本鉄カブ倶楽部」に紹介して下さっています。

「以前からご相談致しました~」と書いてあります。それならば、最初に私に相談してくれれば良かったのに…。ウチでは何か困ったら「とりあえず除電してみよう」となります。
そのおかげで、現在一番暑い時間帯にブログを書いていますが、エアコンの設定温度は30℃です。我慢している訳ではありません。エアフィルターの除電で設定温度通りに冷えているだけです。

スーパーカブ系は自動遠心クラッチで変速ショックが大きい。タイヤとミッションを除電するだけでもかなり乗りやすくなります。オートバイならチェーンまではやって欲しいところ。
チェーンは細かいコマが擦れ合いながら回転するから、静電気が大量に発生します。
そこにグリスが付着しているから、帯電により動きが悪くなる。それを動かすのにエンジンのパワーを無駄に使ってしまっている。更にシールチェーンは内部にもグリスが入っているのです。
「チェーンが軽く回ると、こんなに気持ち良いんだ」とこれまた走るのが楽しくなる。
オーソドックスなチェーンアジャスターのタイプは、ネットショップでオプション購入が出来ます。
BASE

このように大勢のマニアが出物を探します

真夏になると出店も来場者も減り気味。それでも次々に「いったい、何を売っているの?」という新規のお客さんや、馴染みのマジ軽ナットヘビーユーザーさんも来店されます。

何度も話しているお客さんと、新規のお客さんもご来店

先月、不要なバイク部品をお買い上げ頂いた二人組(左)部品ばかりに目がいっていて、本来のマジ軽ナットは目に留まらなかったのでしょう。
2ストロークのオートバイに乗られているそうなので、過去の記事の内容をお伝えしたところ、「まずはタイヤから」とお二人ともお買い上げ頂きました。
新しい車でもそうですが、空気を吸い込み、エアフィルターを通過してインシュレーターを通ってインテークマニホールドに向かう。これだけでも空気とエアフィルターや帯電しているゴムとの摩擦で流動帯電が発生します。要は空気の流れがスムーズでなくなる事で、エンジンの始動に影響が出る場合があります。
車が新しいうちは何とも思いませんが、古くなってくるとインジェクションノズルの汚れとか、キャブのジェット類の汚れ、ステーターやイグニッションコイルの劣化等、複合的な要因でエンジンのかかりが悪いとか、吹け上りが悪くなるという事が起こるのです。
その要因の一つに静電気が含まれる場合、除電によって症状が改善するのです。

実際に旧車でエンジンがなかなかかからず、キック30~40回でやっと始動するバイクがありました。各気筒のインシュレーターにマジ軽ボルトを取り付けただけで、その回数が10回程度に減ったのです。それ以降はほぼその位のキック数だそうです。
本来ならステーターも含め、各部点検して必要があれば交換ですが、そもそも部品が廃版です。
4ストロークでもカムやタペット、バルブの作動でも静電気が発生します。エンジンの燃焼行程でも静電気が発生しているので、除電してあげると少ない力で作動します。
部品が少ない力で作動すれば、部品の消耗も少なくなる。つまり、コストが安くなるのです。

すぐに駐車場でマジ軽ナットを取り付け面白い事に

そして、軽自動車のレースに参戦しているというお客さん。おそらくK4GPと思われます。K4GPには、ある党の国会議員のグループも参戦しています。数年前にそのレースのドライバーで走った現役国会議員のお一人に、静電気の除電で車の性能が良くなる原理を伝え、除電グッズをお渡したのが9年前。当時は民間人ですから、物を差し上げるのは問題ありません。
昨年11月、9年前より除電技術が進歩して特許も取得、科学的な根拠も揃って使用箇所もかなり増えてたのをお伝えしました。残念なのは、その方は忙しくて自動車レースどころではないのです。総裁選に出馬表明されているからです。
来店されたお客さんには、マジ軽ナット+金属製キャップを取り付ける意味もご説明しました。
ご購入後すぐに会場の駐車場で取り付けたようで、店じまいをしようかという時に戻って来られました。その話が面白い。
その2に続きます。


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