ドイツのミーティングに参加 その3
ヨーロッパのミーティングはこんな感じ
すると今度は、「ノルウェーのクラブも来ているよ」と聞き、「じゃぁ、行ってくる」、せっかくだから「ああ、行っておいで」となり、テントを訪問。
オランダは隣国だけど、はるばるノルウェーからフェリーでやって来たのです!
会長と数人のメンバーで来ていて、もちろん歓迎されました。自分のオートバイの自慢をする会長。
ここでも彼らが疑問に思っている事を、生産国のクラブなら知っているのでは?と、質問攻めです。後に再会する事になります。
夜になって(でも夏だから明るい)レストランに本場のビールを飲みに行きました。
”その2”で書いたように、オランダのクラブのメンバーが、「日本から来たんだろう。俺が奢るから飲みなよ」と、大ジョッキ1杯、2杯はいいのですが、「もう、酔っぱらってしまったから飲めない」と言っても、結局4杯ほど飲まされました。
日本では余りないようですが、大きなミーティングがあると現地のメーカー系ディーラーが垂れ幕やちょっとしたものを提供してくれたりします。協賛という感じでしょうか。それだけでも主宰者としてはありがたい。生産国である日本も見習って欲しいものです。
酒が入ると、余興が始まります。当時はMAD MAXの影響があり、日本でもMAXターンを真似する輩がいましたが、そのような事が始まるのです。
ホイルスピンをするカワサキのZ1(Z1000?)「クラッチが丈夫でいいねぇ~」と見ていました。その後、車体が見えなくなりました。
こういう事がしたい方は、ウチの特許製品は使わないで下さい。タイヤのゴム分子の動きが良くなるので、柔軟になってホイルスピンせずに前に走っちゃうので。
自動車レースではタイヤに除電スプレーを吹きかけている光景を目にします。それも取り扱えるのですが、持続性がない。お客さんで元耐久レーサーがいらして様々な除電チューニングの施工例を聞きました。それでもマジ軽ナットを付けると効果がある。転がり抵抗の低減はもちろん、段差の乗り越え字のショックの軽減等が体感出来たそうです。つまり、除電が足りていない。別の言い方をすれば他の除電方法では効果が薄いとも言えます。
23時過ぎにテントに戻り就寝。明日は飛行場まで移動してのドラッグレース、そして会長の家まで帰らなくてはいけません。心配なのはパスポート。旅行者だから携帯しないといけないのです、本当は。
寒さで早朝に目が覚めテントの外に出て、改めてヨーロッパのミーティング来ているのを実感しました。日本ではミーティングがあっても、テント泊まりは余りしないでしょう。少人数ならともかくホテルとか旅館に泊まるし、食事は提供される物を食べる。何から何まで違うのです。
会長から「朝ご飯はコーヒーだよ」と言われ、昨晩はろくなものを食べておらず、ほぼビールのみ。正直、「食べるものが欲しい」と思ったのですが、仕方がないので我慢しました。
周りでは自炊が始まり、いい匂いもします。思い出したのは鈴鹿に8耐を観に行った時。お金はあっても店が開いておらず、ひもじい思いをしました。
昨日、挨拶したノルウェーのグループを訪ねると、会長がゲーゲー吐いています。きっと、大きなミーティングに来て舞い上がって呑み過ぎたのでしょうね。
そうこうしているうちに、皆準備が始まり移動です。
地方の小さな空港まではどの位の距離かは忘れましたが、近くはありませんでした。そこに数百台が移動するのだから、それは大変です。
交差点があれば、先導するメンバーが2台が車を止めて(停止してもらって)、一団を優先して通します。ここでも威勢のいいメンバーはウィリーしたりととても元気がいい。しばらく走って空港に着きました。
滑走路脇の草むらにずらーッとオートバイが並びます。珍しい所ではヤマハのRD500LC(日本ではRZV500)も来ていて、RZV500を持っている友人がいたので写真を撮って、後でプレゼントしました。
セスナが飛び立ち、貸し切りの時間が来ました。ドラッグレースのお時間です。
皆が2列に並び、中にはエアクリーナーを外してプラグを交換し、本気モードになる人も。
もちろん、私も「やるだろう」と勧められ、そこは日本男児として走ります。滑走路だからシグナルはなく、人が中腰から立って腕を広げ、腕を下ろしたらスタートだと説明を受けました。
よく映画なんかでやっているアレですね。「Okay, I understand」で自分の順番を待ちます。走る側になったので、写真はありません。
レースが始まると、中にはアクセルを開けすぎてウィリーする人もちらほら。
私は一回目はクラッチのミートが遅れて、付いて行けず。2度目は少しフライング気味になっちゃった。それでも無事走り切りました。
次に続きます。