
スイフトスポーツの除電チューニング その1
除電でスムーズに気持ち良く走る
型式 ZC33S 人気のライトウェイトスポーツカーです。今回はマジ軽ナットの特許を取得した友人と施工した、スイフトスポーツの除電チューニングの内容です。
「今度、スイフトスポーツをやるよ、来ない?」と連絡がありました。
ふたつ返事で返すと共に「Sさんに協力してもらえないかな?」と、頭に浮かんだのです。
Sさんはマジ軽ナット オートバイ用+ミッション用+チェーン用と、自動車用+金属製バルブキャップを同時購入しました。
これで分かる通り、当ブログをよく読んで下さり、除電の効果が理屈に合っていると思われないと、このような買い方はしません。技術的な知識もあるはずです。
オートバイ、自動車共に除電の効果を確認して連絡を頂きました。
初めてのインプレッションのメールを読んで、自動車雑誌のライターでもされているのでは?と思う程の内容でした。除電で起こった変化を的確に捉え、過剰評価することなく冷静に伝えて来られたのです。それで、「自動車雑誌のライターでもされているのですか?」と聞いた位です。
そこから少しずつマジ軽ナットシリーズを購入しては、詳細なインプレッションの連絡を頂き、私も「ここに取り付けてみて下さい」、「こちらの方が効果が高いと思います」等とアドバイスをし、Sさんもご自分の頭で考えて「どこに付けたらどうなったか」をいろいろと試されたインプレッションが毎回届きます。
やっている事はまるでテストドライバー。ご自分でも楽しみながら除電チューニングを進め、私自身が元テストドライバーですから、このようなチャレンジは大好きなので、頻繁にやりとりをしています。
ここまで書けばお分かりの通り、Sさんの愛車はスズキ スイフトスポーツ(ZC33S)で、これまでのやり取りから、今まで試した除電チューニングのお勧めを教えてもらえるのではないかと思ったのです。
それで、「今度、スイフトスポーツの除電チューニングをやるので、お勧めの順番を教えてもらえませんか?」と打診したところ快諾して下さり、今まで試した中でご自分のお勧めを教えて頂きました。
Sさんのお勧めの除電ポイントも参考にしつつ、オーナーさんの予算、こちらも試したくなった箇所も含めてブログへの掲載の許可を頂きました。
皆様のご協力に感謝致します。
その車両です。

スイフトスポーツ(ZC33S)前の型より精悍なイメージでかっこいいですね。ターボチャージド 6速マニュアルトランスミッション。
ライトウェイトスポーツは私も走行テストをした事がありますが、テストコースに入ってからの第一バンクで200km/hを超える程速かった。それが市販されたら、ディチューンされてしまった逸話などを交えながら作業しました。
オーナーさんの友人のレガシィと一緒に来られ、レガシィは既に除電チューニング済。話を伺うと、タクシーの乗務員から「これ付けてごらん」と除電が伝わって、レガシィでやってみた。それで今回のオーナーさんもレガシーで一部だけ除電していて、スイフトスポーツに乗り換えたので、友人の助言もあって施工する事になったそうです。
このように口コミで広がるのは時間はかかるのですが、根っこが強い。下手な物を紹介したら自分の信用が無くなるでしょう?使ってみて良かったから、友人・知人に勧める、そして喜ばれる。一番手堅い普及方法なのです。
Sさんからのお勧めの除電ポイントを参考にしつつ作業を進めます。
予算と取り付け時間もあるので、総合的に判断しました。前に乗ってらっしゃった車から移植した物がサスペンションに付いていました。当初は気が付かなかったのですが、タイヤ用は何故か付いていませんでしたが、理由は聞くのを忘れました。おそらく、そのまま下取りに出してしまったのでしょう。
オーナーさんに「運転していて気なる点は何かあますか?」と質問。
「ギアチェンジの入りがあまり良くない」そうで、「じやぁ、ミッションをどこで除電しようか?」と現車を観察しながら出来るのも、現車取り付けの大きなメリットです。
「ミッションはここでやりましょう」、「おお、いいね!」友人とは長い付き合いなので作業が効率良く進みます。
Sさんのスイフトスポーツはオートマチックトランスミッション。普通のA/Tとパドルシフトの両方が装備されていて、選択出来る。走り屋向けの素晴らしい装備ですが、Sさんは除電の走行テストをずっと普通のA/Tでしていたそうです。
エンジンの除電を進めていって、ある時にパドルシフトで乗ってみた。そうしたら、「1→2速にシフトする際、ガションという音からカシュ、という音になり、シフトの入りも速かった」という報告を受けていました。
ご説明すると、まず、音が軽い音になっていますね。これは、少ない力でシフトチェンジするようになったので、音が小さくなったのです。ミッションの動きが良くなったから、シフトチェンジも速く出来たという事。
同じ力でも動きが良い方が素早く動く、当たり前の事です。当然、摩耗も減るから寿命も延びて、コストダウンになります。
M/Tならば人の力だけでシフトチェンジするのですから、作動の変化はなおさら顕著に分かります。
これはオートバイも一緒で、オートバイの除電チューニングの三種の神器は、まずはタイヤ。次にミッション、チェーンなのもこれでお分かりいただけるでしょう。
なので、ネットショップでもタイヤに加えて、オプション設定で購入出来るようになっています。
通販では、まずエンジンルーム全体の写真を送ってもらっています。それでどこに付ければ効果的かを判断しながらアドバイスしていますから、Sさんとのやり取りでスイフトのイメージは頭の中にあります。
マジ軽ナットファミリー(ヘビーユーザーさんをそう読んでいます)の方は、協力的な人が多い。通販でも、ただ物を販売しているだけではない、買って頂いた以上最も効果が出るように考えてアドバイスをします。
「お買い上げ頂いたところからがスタート」だと思って、アドバイス&フォローしています。
今回施工した場所です。
・ターボチャージャーのアクチエーター
・スタビライザー
・インシュレーター
・ラジエターホース
・インタークーラーホース
・エアクリーナーボックス(除電ネット)
・アーシング
・マフラー
・タイヤ
・その他
※前後サスペンションには取り付け済み
当ブログを盗用してまがい物を売っている輩がいるので、詳細は書かない箇所もあります。人まねしていないで、自分で勉強して下さいね。(笑)
友人は職人だから詳細な説明は余りしません。それを補って説明したり、「こう質問したいだろうなぁ」と感じた時には詳しく説明したり、今まで百戦錬磨で様々な質問を受けていますから、企業秘密以外はご説明しました。時間の制約もあるので、2回に分けて取り付け後に走行テストをしてもらいました。





その他の施工箇所(1回目)
・スタビライザーエンド
・エアクリーナーボックス(除電ネット)
・マフラー
・その他
他の写真は「その2」で掲載しますが、スタビライザーエンド、エアクリーナーボックス内、インシュレーター2カ所とマフラーに取り付けて、ご友人と2名乗車で走行テストに向かいました。
10分~15分程でしょうか、それほど飛ばせない一般道を走って来たそうです。つまり、アクセル開度はそれほど大きくありません。
そのインプレッションです。
・ミッションの入りが少し良くなった。
・アクセルをオフにすると「グゥー」と戻る感じがあったのが、それがなくそのまま走る。
・今まで3速にシフトチェンジしていた速度でも、2速でまだ行ける。(同様に)4速にシフトチェンジしていた速度でも3速でまだ行ける。
・(以前より)アクセルを踏まなくても同じように走れる
当ブログをよく読んで下さっていれば、理屈はお分かりでしょうけれど、一応ご説明しましょう。
エンジンを除電して行くと物理的に繋がっているミッションの作動が良くなる事がよくあります。
静電気でフリースが脱ぎにくくなるのと同様に、機械の作動にも静電気の悪影響があるのと、オイルやグリスに帯電すると粘度が高くなり(トヨタの特許文献より)、抵抗が増えます。除電する事で少ない力でスムーズに動くからです。
アクセルオフの時でもスーッと進むのは、エンジンの各部品が動く抵抗が減るので、走行のマイナス要因が減っているからです。この後に気が付いたのですが、マジ軽ナット タイヤ用が付いていませんでした。それでもスタビライザー等の除電効果も影響したのだと思います。
走行テストの評価にはエンジン回転数は必須なので、2回目の走行テストの際には「今度は何千回転位で走ったかも教えて下さい」とお伝えしました。更に除電を進めるとどうなるか?「その2」に続きます。
除電チューニングの手始めはタイヤから。タイヤで確認してから次に進んで下さい。上記のように写真を送って頂いて、確認しながら進めています。大した工具は必要ありません。
マジ軽ナット 自動車用とオートバイ用のみメルカリでも販売を始めました。
メルカリのホームページで「マジ軽ナット」と検索して下さい。
お知らせ
12月15日(日)午前6時より 神奈川県厚木市あゆみ橋で開催予定のエクスチェンジマートに出店の申し込みをしました。
天候による開催の有無は、開催予定日前日の13時にエクスチェンジマートのホームページで発表となります。
開催当日は、ネットでは公開していない特許証と、ベンチテスターで測定した除電前後の性能曲線のグラフ、理論通りに除電して排気ガスの有害物質がほぼ無くなった測定器の写真もお見せします。
性能曲線のグラフの写真撮影はお断りしております。