神戸市灘区「灘中央筋商店街」で意外な芸術作品に出合った話
歴史ある「灘中央筋商店街」
兵庫県神戸市灘区の水道筋と呼ばれる地域にいくつかの商店街が集まっています。そのうちの1つ「灘中央筋商店街」にやって来ました。北の端からスタートします。
水道筋の公式サイトによりますと「戦後いち早く木製アーケードを設置した」そうです。さすがに今は新しいアーケードのようですが。
アーケードに入り振り返って見上げたところ。立派なエンブレムですなぁ。「中央」の文字なのね。
広いし綺麗ではありますが、近隣の「エルナード水道筋商店街」に比べると閑散としている感じ……。
店名看板です。先のエンブレムもあり、「ザ・店名看板」の名を欲しいままにしている感じ。
まさかまさかの芸術作品!?
柱の造花などを挿すところ……なんじゃこりゃー! ウルトラかっけー! こんな凝ってるの初めて見たぞ。裸の子供が3人。よく出来てるなぁ。いやいやこれどうしてこうなった? 経緯を聞いてみたいものです。
ギャース! 違う柱を見るとこれ。頭が、頭がー! これまたどうしてこうなった? 最初から……ではないよね?
しかしまぁ何故にこんな凝った物になったのでしょホント。ちょっとした芸術作品ですよね。商店街に威厳さえ漂って来ます。この子たちをもっとアピールして欲しいなぁ……。
色々と気になるものがある
さてこちらは横道から見たところです。
反対側から。
ほとんど読めなくなっていますが「お買物は灘中央筋へ」と書かれています。横道に言葉が書いてあるのは良い商店街よ。
アーケードに戻り見上げますと「皆様に愛されるまち 灘中央筋」虹がかかっていました。
反対に回ると「皆様の愛ある暮らしのお手伝い 灘中央筋」。「愛ある暮らし」素晴らしい響きですね。
12時から22時は車両の進入は禁止です。しかし近隣を走る「坂バス」のルートにこの商店街が入っていまして、アーケードの中にバス停があるそうです。あったかなぁ? 見落としていたか、気にせず通り過ぎてしまっていたか……
写真を見直したら小さく写っていました。「みなと観光バス株式会社」さんが運行されていまして、この鳥はその会社のマークのようですね。
しかし人通りがまばらですね。ここは南北に伸びる商店街でして、山に近くて微妙に坂道だから……? 賑わっているエルナード水道筋商店街は東西ですものね。
今は無き畑原市場にも接続されていた
左に「畑原市場」、右に「灘中央市場」が見えます。畑原市場は100年の歴史を持つ市場でしたが、残念ながら2020年3月末に閉鎖されてしまいました。
左に見えますのは「スーパーマルハチ水道筋店」。阪神間を中心に展開するスーパーマーケットなのですが、ここが創業の地なのだそうです。70年以上の歴史があったものの、こちらも2020年2月末に閉店されました。
南の端に近付いて来たところで足元に何かを感じました。最初に見ましたエンブレムに「1995」の文字。阪神・淡路大震災の年ですね。当時はどのような様子だったのかなぁ……。
垂直に接続されたエルナード水道筋商店街を抜けて振り返りましたら「水道筋・中央筋」、そして「路地で迷いました」という水道筋かるた……。
【水道筋かるたについてはこちら】畑原市場