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【雑貨店】ぼくの記憶を綴った旅の物語-ZAKKA MOKO-







TRIP  STORY とは?

[旅さきrunway]で紹介するTrip Story とは、 実在する店舗や人物をテーマとした誰かの旅の物語。実在する店舗だからTrip Story で紹介した主人公と 同じ気持ちになって旅を楽しむことのできる[旅さきrunway]ならではの、エッセイのような小説です。

今回の[TRIPSTORY]は
倉敷市児島の寄宿舎を利用した
可愛いモノが集う雑貨屋
ZAKKA MOKOさん。

自分へのご褒美に、
大切な方への贈り物に
したくなる可愛いモノをたくさん
集めた素敵な雑貨屋さんです。

児島旅の途中大切な方へ贈る
プレゼントとして
選んでみてはいかがでしょうか。


店舗情報

-店名-
ZAKKA MOKO
ザッカモコ

-住所-
岡山県倉敷市児島下の町7-5-21 2F

-TEL-
086-454-5780

-営業日-
水曜日・木曜日・金曜日

-営業時間-
11:00~15:00

-駐車場-
駐車場あり


誰かの旅の物語(TRIP STORY)

[短編&長編]

短編



大切なあの人へ送る、贈り物
アクセサリー、洋服、文具
キッチングッズなどから選び

今のあなたにぴったりなモノを探す

「そういえばカバンが欲しいって言ってたかな?」

昔の会話を思だいし素敵に飾られた空間を
ぐるっと一回り

グラスや洋服、気になる作品がたくさん並ぶ店内を見渡し
見つけるアクセサリー

キラッと透き通った、イヤリングやピアス
この色、この形、あなたに身につけて欲しい
作品を手に取り

「このアクセサリー、ラッピングお願いします!」

お会計を済ませ、大切なあの人の笑顔を
想像し、ワクワクする帰り道

毎日帰りを待ってくれるあなたへ、

「誕生日おめでとう!いつもありがとう。」


Instagram[trip.runway ]でもご紹介しています!これからも色々なお店の短編TRIPSTORYをご紹介していきますのでフォローしてお待ちください!


長編


タイトル
「ありがとうの贈り物」

土曜日のお昼、
悠斗は倉敷市児島に
ある小さな雑貨屋


「ZAKKA MOKO」
へ向かった。



木製のドアが温かみを感じさせ、
店の窓越しには
可愛らしい雑貨や
アクセサリーが並んでいる。

店に入る前に深呼吸をして、
少し緊張している自分に気づいた。


「さあ、入ろうか」


今日は妻の明美への
誕生日プレゼントを選びに来た。


二人で暮らし始めてもうすぐ3年が経つ。

日々の忙しさに追われながらも、
家庭を大事にする気持ちは変わらない。


仕事に忙殺されることも多いが、
明美の存在がいつも自分を支えてくれている。


だからこそ、
何か特別なものを贈りたいと思ったのだ。


店内に入ると、
温かな木の香りと
優しい音楽が出迎えてくれた。




あちこちに
手作りの雑貨やアクセサリーが
ディスプレイされていて、
見ているだけで心が和む。

「どれがいいかな……」


と、悠斗はゆっくりと店内を歩き回りながら、
妻の笑顔を思い浮かべていた。




明美はアクセサリーが好きで、
特にシンプルだけれど
上品なものをよく身につけている。

それを思い出しながら、
悠斗はガラスケースに
並べられたピアスやネックレスを見つめた。




小さなピアスや繊細なブレスレット、
どれも素敵だが、
決めるのは難しい。


ふと、店員さんが声をかけてきた。



「プレゼントをお探しですか?」

「はい、妻へのプレゼントなんですが、どれがいいか悩んでて……。アクセサリーが好きなんですけど、どれが一番喜んでもらえるか……」




店員はにっこりと笑い、
いくつかのアイテムを取り出してくれた。


「このピアスはいかがですか?シンプルでありながら、手作りの温かさが感じられるデザインです。日常使いにも良いですし、特別な日にもぴったりですよ。」


悠斗はそのピアスを手に取り、
光にかざしてみた。

シルバーの小さな淡い色の石がついていて、
まさに明美が好みそうなデザインだった。

どんなシーンでも似合いそうで、
彼女の顔が自然と浮かんだ。


「これにしようかな……」

悠斗は心の中で決めた。


プレゼントを選ぶとき、
ただモノを渡すだけではなく、
そこに込める気持ちが大切だと感じた。


日々、忙しい中でも
支えてくれる明美への感謝を、
言葉と共に伝えたかった。




レジで会計を済ませると、
店員さんはプレゼント用に
美しくラッピングしてくれた。


「どうぞ、素敵な贈り物になりますように」


と優しく声をかけられ、悠斗は微笑み返した。 





店を出ると、
夕陽が柔らかく町を照らしていた。


悠斗は小さな紙袋を
しっかりと握りしめながら、
心の中で決意した。


今夜、明美にこのピアスを
渡しながら、
いつも言えない
感謝の気持ちをちゃんと伝えようと。

悠斗は少し早足で、
ワクワクを胸に
家路へと向かった。


そして、いつも支えてくれる君へ


「いつもありがとう。これからも一緒に歩んでいこうね。」



※この物語はフィクションです。

※こちらで使用した写真は実在します。



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