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オランダの学校が、生徒に応急処置実習を実施する意外な理由

先日、こんな記事を見つけました。

「ソーシャルワーカーは応急処置のレッスンを子供にすること望んでいます:『彼らは命を救うことができます』」
というタイトルです。

記事によると、警察、消防隊、救急車、航空救急隊といったソーシャルワーカーたちが共同の呼びかけで、学校(小学校および中等教育校)での応急処置のレッスンを義務化することを求めているのだそう。「子供たちは非常に優秀で適切な救助者になることができる」と太鼓判を押しています。

救急車を呼ぶことを前提としつつも、一刻を争うような事態で子供たちも適切な行動をとれるようにする目的なのだとか。
そして命を救うだけでなく、子供たち自身をトラウマから救うという側面も。何らかのアクシデントに遭遇した時、子供たちが側で無力感を味わうのではなく、何らかの貢献ができれば、後々のトラウマも少なくできるそうです。

事故や災害にあった本人ではなく、その場面に居合わせてしまった子供のメンタルまで考慮されているなんて、なかなか聞かない視点だと思いました。こういう、子供を思いやる社会に生きているからこそ、子供が幸せを感じられるのかもしれませんね。

また、義務化はされていませんが、既に実習を導入している小学校もあると最近ニュースで見かけました。

素晴らしい取り組みだと思います。
このことをツイッターでつぶやいたところ、以下のようなリプライ頂きました。

この方は、日本語が堪能なオランダ人女性です。実際に、小学生の時に学校で応急処置の実習を体験されたのだそう。「一生忘れられない技術と知識」って、素晴らしいですね。
オランダでの義務化を希望するとともに、日本での導入も検討されて欲しいと思います。

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(Kindle版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間
(紙版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間

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「イエモネ」(NEW!)
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