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焼きそばソースはお好み焼きに使えるか?

先ほど、こんなツイートを見かけました。

日本のオタフクソースが、世界のオタフクソースになっているようです。
これを見て思い出したのが、私がスコットランドに住んでいた時のこと。近所の中華食材店に、オタフクソースさんの「焼きそばソース」だけ取り扱いがあったんです。「お好み焼きソース」ではなく、「焼きそばソース」のほう。

そんなある時、ホットプレートのある我が家に日本人が数人集まって、お好み焼きパーティをしようっていう企画がたちあがったんです。
そこで気になったのが、果たして「焼きそばソース」はお好み焼きにも使えるのだろうか?ということ。これが日本なら「お好み焼きソース買えや」ってなりますけど、ロンドンとは異なる辺鄙な片田舎だったんで、日本の調味料をピンポイントになんて簡単に入手できなかったんですよ(※アジア系食材全般なら何とかなる)。
時間も無かったので、オタフクソースさんに直接質問メールを送ることに。身の上を正直に書いたうえで、「お好み焼きパーティするんだけど、『焼きそばソース』で大丈夫?」と質問したんですね。
そしたら、すぐに懇切丁寧な返信がきました。

内容をかいつまんで書くと、

「お好みソースに比べて塩分が高め。それを緩和するためにはトマトケチャップを1対1の割合でブレンドしてみてください。甘さを落とすことなく塩分を抑えることができます。ブレンドの割合は好みで調整してださい。ただし、お好みソースと同じ味にはなりませんので、その点はご了承ください」

というような内容でした。
それだけでも嬉しいのに、文末に「お好み焼パーティーが盛り上がりますことを願っております」なんて添えてくれて。決して長い文章ではなかったのですが、細かい質問にもきちんと対応してくれる誠意を感じました。

いまオタフクソースさんが世界で愛されているのも「ハラルだから」とかいろいろ理由はあると思うんです。でもやっぱり、こういう誠実な仕事ぶりが消費者にもしっかり伝わるんじゃないかなーと。

私のオタフクソースへの忠誠心はこのメール1通で決定づけられました。こういうちょっとした対応で、企業への気持ちって左右されますね。私も文章を生業とする人間なので、改めて肝に銘じたいと思います。

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