2020年的『情シスSlack』との付き合い方
こんにちは、トリングです。
きっと皆さん、もう仕事納めされた頃ですよね。
1年を振り返る意味でも、これまでの「情シスSlack」と「自分」との関係性を書き起こしてみました。
1.キッカケは「BANされた事をネタにしよう」だった
自分のSNSアカウントの現状(2020/12/29現在)を見てみると
Twitter:1,638のフォロワー
FaceBook:3,559のフレンド数
Instagram:925のフォロワー
と言う事で、SNSを覗けば相当な情報が濁流のごとく流れ、Twitterは毎分200ツイートの速度で追い切れない位の情報量です。
そんな中で自分が入った頃の情シスSlackは、コミュニティも100人台の後半で200人未満でした。
(自分は2019年5月30日にJOIN。今日から丁度1年7ヶ月前の出来事)
いまや3,000人突破間近ですから、本当に大きくなりましたね!
って事で別に情シスSlackに入らなくても、それなりに、まぁそこそこ、必要な情報を入手出来ていました。
そんな中、何回も1年7ヶ月の間に冗談半分で言われたのが「情シスSlackに書き込みしすぎてBANされるか試してみて!」という話。(笑)
結論から言うと相当の長文や連投を書き込んでもBANされる事は無かったです。逆に
「トリングさん、句読点が多いので直されては?」
「話の長い男は嫌われますよ!」
「トリング氏、3行以内で投稿するようにしましょう!」
みたいなポジティブなアドバイスの数々。また
『分からない事を分からないと言える』
『指摘やアドバイスを受けたら、一旦、自分なりに受け止めてみる』
『年下からも学ぶ点が多々有る』
など、情シスSlackは自分に新たな刺激を与えてくれたのでした。
2.情シスSlackでは解決しにくい問題を知る努力
情シスSlackは、情シスに関連する質問を全て回答してくれるコミュニティなのか?という質問を受けたら、答えは『否』と言わざる得ないです。
当然ながら「全知全能」に全ての質問に直ぐ回答が付くという訳には行かないです。
これまでも、オフィス引越時の「A工事」「B工事」と言った話に始まり「かしめ工具」の使い方、PCの調達やキッティング、Oktaやゼロトラストと言った最新の技術まで、本当に取り扱っている話題や内容は多岐に渡ってます。
まっ、自分のように『自社のInstagramショップ機能の初期設定』をしているっていう人も若干名いるかも知れませんが・・・。(笑)
改めて伝えたいのは「回答が付きやすい質問」と「そうで無い質問」が有るという事。例えば下記スレッドでは
https://corp-engr.slack.com/archives/CHJRZK6L9/p1609220137136900 より
日頃からテレワーク対応のために社員のお宅訪問をしていれば、サクッと回答が付くはずなのですが。(当たり前ですが「それは情シスの仕事じゃないよね」って事で、なかなかバシッとした回答が付かない)
また、自社サイトのリニューアルに伴うPC&スマホの表示テストのスレッドでも、最初はコメントがなかなか付かなかったり・・・。
https://corp-engr.slack.com/archives/CHR50160G/p1608868491288800 より
結論として上記質問は「Webデザイン系のコミュニティ」に訊いたほうが速い場合も有る訳です。(これも当然と言えば当然ですよね)
だからと言って「投稿しない」のではなく「回答が付きづらいジャンルや内容」を自分なりに描く(暗黙知の輪郭を知る)事が大切!だと思います。
自分が遂行する業務領域に対して、この情シスSlackに質問を投げたら答えてくれるボーダラインってどの辺りなのか?をテストしていく事。
(特に自分の場合はWebマーケ系の質問)
これが2020年後半、自分と情シスSlackとの試行錯誤しつつな「お付き合い」だったと感じます。
3.情シスSlackは3つ目の会社だと思って全力回答
参加当初から
1社目は自分の勤務先
2社目は副業先のもう1社(自分の場合はNPO)
3社目は情シスSlack
という位置付けで、このコミュニティと付き合っていました。
『情シスSlackに質問して回答を貰う?アホか!?』と言われた事は今でも忘れないです。
『回答を貰う側じゃねえだろ!トリングのほうが情シスSlackに情報を投下して、エンパワーメントして、どんだけ貢献出来るのか考える側だろ!お前にとっての3社目が情シスSlackだと思って、2019年は全部の玉(質問投稿)を打ち返せよ!』と言われたりしたのも、このコミュニティ参加して結果的に良かった点だと感じます。
特に複業(副業)が当たり前になりつつ有る昨今、会社に勤めながら、情シスSlackの質問に(例え間違っていたとしても)全力回答する事。
例えるなら、自分が自社と情シスSlackの2つの会社で情シスの複業をしているんだ!って意識しながら回答する側に回る。それが無理なら質問者の立場になりきって考える。バーチャル・ダブルワークの意識を持てば自分自身の働くスタイルも変われる!って思います。
・情報を得る以上に貢献!
・いつも他の回答者と違う視点を持てているか?
・本当に、よ~く考えて、調べ尽くした結果の上での投稿なの?
という具合に情シスSlackと接して来ました。
まさか大学時代に学んだ『図書館情報学』がココで活きるとは。(笑)
4.情シスSlackに入って分かったヒエラルキー構造
情シスSlackに入って以降、本当に色々な方と、リアル&リモートを問わず出会いの機会を戴きました。
その中で感じたのは『給与&待遇によってヒエラルキー(階層)構造が有る』という点。即席ですが下図に作ってみました。
前置きとして業種/業界、国内企業/外資企業で待遇に差が有るのを踏まえた上でも、給与別に大きく4階層に別れるんだ・・・と感じました。
あくまで「給与別」なので「スキル別」とか、また別の切り口にしたら異なった結果が出てくると思います。
特に最底辺の人の多数は「自分は、なりたくて情シスになった訳では無い。(やらされ仕事だと感じている)」というのが1つの驚きでした。
一方で「好きで情シスやっている人」は業種や業界が変われど情報システム関連の仕事に、ずっと就いているという事実。
そしてもう1つ興味深かった、約1年前に取った(下記)アンケート。
https://corp-engr.slack.com/archives/CHJRZK6L9/p1577023843335500
より
情シスSlackでは、自分への「評価」について
第1位:給料や年収(給与)
第2位:仕事の働き甲斐(やりがい)
第2位(2位タイ):職業人としての能力(腕を磨く、技術向上、スキルアップ)
の3つを重んじる人が特に多いという事実。
もちろん全員の意見が、この6択の回答に集約されている訳ではないけれど、一部の声を代弁していると感じました。
なお自分は「信用にお金が付いて来る」って考えている派なので、自分のITサポートのスキルを生かして仕事をして、結果的に感謝され、その感謝で得た信頼&信用がお金に換金されている!っていうイメージを持っています。
5.情シスSlackというコミュニティで役割を試着
これは「情シスSlack」だけでなく、どこのコミュニティにも共通する話だと思います。
https://corp-engr.slack.com/archives/CHJRZK6L9/p1601790049229200?thread_ts=1601731300.225100&cid=CHJRZK6L9
より
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例として、先日のイベント「リーグオブ情シス」を挙げるとすれば、
1.一人でもドンと来い!と発表する側でプレゼンしちゃう人
2.みんなの前でプレゼンは出来ないけど、
裏方としてなら役に立ちたいと思う人
(チームの一員としてなら頑張れるぞ!っていう人)
3.チームの一員でも難しいわ~。でも自分個人として、イベント
レポートをBlogかnoteにまとめるのなら出来そうだ!という人
(イベントサポーター側ポジション)
4.行動するの面倒だわ~、見る側でいいわ~!って参加者な人
(アクティブユーザーの多くが、このポジションだと思います)
5.情シスSlackに、自分も入ったゼ!リーグオブ情シス見るのは
面倒だしな~!(このSlackに入っただけで、満足している人)
上記に挙げた通り、自分自身が1~5のどのポジションだと意識して「情シスSlack」というコミュニティと関わるのか?
なお「ROM専がダメ!」とか言っている訳では有りません。参加者自身が1~5の「どのポジションでも参加することが出来るんですよ!」って言うのを伝えたいです。コミュニティに参加するメリットの1つが、色んなタイミングで役割を試着出来る点だと自分は感じます。
情シスSlackは実際の会社とは違うので、仮にチャレンジしてもしなくても、失敗してもしなくても、給料がダウンすると言った事はありません。嫌なら別のコミュニティに移ることだって可能です。しかし「試せるチャンスは転がっている!」と言う点は忘れないで欲しいです。
まとめ
なんだかんだ原稿用紙10枚分(4,000字近く)書いてしまいましたが、自分の考えをまとめられて良かったです。
2021年は「ゼロトラスト」と言った最新技術だけに限らず、予想外の「驚き」と「感動」と「学び」を情シスSlackで経験出来たらな~、って思います。
今後、情シスSlackというコミュニティの規模が大きくなり人数が増えたとしても、なるべく少ないルールで、前向きな投稿を参加者の皆さんと出来たら良いな~!と思っています。
それでは皆様、良いお年を~!