パイロットは「水先案内人」の意味|ドライバーとの違いとか
「パイロット」という呼び名は「飛行機などの操縦者」という意味で使われることが一般的です。
他に、乗り物に乗る人の呼び名としては、車ならドライバー、バイクならライダーがあります。
ですが、F1カーを操るドライバーが「F1パイロット」と呼ばれていたりもします。
では「パイロット」というのはそもそもどういう意味なのか。
結論としては「パイロット」は「水先案内人」という意味です。
パイロットの意味
「パイロット」は「水先案内人」という意味があります。
余談ですが、パイロットには他に「試験的」「実験的」という意味もあります。パイロット○○で試験版という意味で使われます。テスト版ですね。
で、水先案内人ですが「先導して行く先を示す人」のことです。
ですので、海を航海している船舶を操る人もパイロットといえばパイロットです。
そもそも航空機のルールやしきたりなどは、船舶が元になっています。例えば、航空法と船舶法は似ている部分がたくさんあったりします。
機長も船長もキャプテンですよね。
少し調べてみたところ、船舶では船長の他に水先人という職業?ポジション?があるようです。
船長はあくまでもその船の責任者であり管理者。
水先人は航海に関するエキスパートでありアドバイサーとう位置づけです。
航海士は航海に関する知識や技術を有している人ですね。
で、船では船長・水先人・航海士とそれぞれの役割でポジションが別れているのがわかると思います。
ワンピースで言えば、船長がルフィですが、航海の判断をするのは航海士であるナミ。で、他の手が空いている誰かが舵を握っている。
これらの役割を全部一人で担っているのが航空機のパイロットです。
飛行機の場合は、実際に操縦桿を握っている人と水先案内人が同じ人物ということです。
ゆえに、パイロットでありキャプテンでもあるということになります。
パイロットとドライバーの違い
■F1のドライバーのことをF1パイロットと呼ぶことがある
F1パイロットと聞くと、人によっては少し違和感を覚えるかもしれません。
車なのにパイロット?という感じで。
本来は車を運転している人なのでドライバーでも良いのですが、ただの運転手・ただ動かすだけではない特別な技術がある人という敬意を評して、ドライバーと差別化してパイロットと呼んでいるようです。
F1レーサーでいい気もしますが。。。
■逆に航空機でドライバーとなる場合もある
有名なのが戦闘機のりです。
例えば、航空自衛隊のF15戦闘機のパイロットのことをイーグルドライバーと呼んだりします。
※イーグルはF15の愛称です
「F15乗り」という意味合いでのイーグルドライバーです。
これは水先案内人としてのパイロットというより、乗りこなす技術の方に敬意をもってドライバーと呼称しているのだと思われます。
まとめ
パイロットは「水先案内人」という意味であるように、ただ単に航空機を操縦できる技術があるだけでは務まりません。
航空機を運行するための
航法技術
状況判断
クルーへの指示
地上との連携 など
全て含めてパイロットなんですね。
なので、操縦桿を握ってるだけで計画や判断の部分がおろそかになっていると「おい、パイロットってどういう意味だ?」って教官に怒られるので皆さんも注意してください。
では!
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