【No.41】採用工学のススメ ～将来のキミの仕事は「今は存在していない仕事」～

No.41
━━━━━━━━━━━━━━採用工学のススメ━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　将来のキミの仕事は「今は存在していない仕事」
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　みなさん、こんにちは。藤原ユウマです。今週も採用工学のススメをお読み頂きましてありがとうございます。

　このメルマガの配信元でもある、まぐまぐさんが運営する「まぐまぐニュース！」に私の記事が掲載されました。コネ入社に関する記事ですが、いやはや無くなるはずも無いんですよね。先日、フジテレビの元アナウンサーだった長谷川豊さんが、テレビ局のコネ入社について語っている動画をYoutubeで観ましたが、やはり記事と同じような実態が話題になってました。

　『現場から不満爆発のコネ入社がいつまでも無くならない本当の理由』
　http://www.mag2.com/p/news/255891

　さて、先日の都議選で大勝した小池都知事が、自身が代表を務めていた都民ファーストの会の代表職を辞任することを発表しました。辞任後は、小池氏の秘書だった野田数氏が着任するようですが、その決定も両名のみでなされ、幹事長など都民ファーストの会の主要ポストメンバーにも事前通告が無かったようで、またも小池都知事お得意のブラックボックス化された意思決定のプロセスとなったようです。

　今回の辞任に関しては、さすがにネガティブな意見が多数派のようで、小池都知事の政治的パフォーマンスを非難する声も多く聞こえますが、自民党やその他野党に代わりが務まる気運もないので、結果として小池都知事の支持率が下がるということも無さそうです。そして、何より恐ろしいのは、小池さんがその辺りまですべてお見通しで、政治的なアクションを起こしていると思われる点ですね。是非はあるでしょうが、きちんと国民を動かし、自身にとって有利な状況をつくりだしていくという政治的な資質はやはりピカイチと言わざるを得ません。

　そして、今回の突然の辞任に関しては「都知事の業務に集中したい」「都議会と都知事の二元代表制では、独裁と捉えかねない」などと言われていますが、個人的には「今後、必ず出てくるであろう、都民ファーストの会メンバーの不祥事に対する、自身の責任を切り離したい」という意向が強いのではないでしょうか。巨大勢力になるということは、多数のメンバーを抱えるということで、それは同時に不祥事のリスクも人数の分増えてくるということ。
　加えて、権力を持った集団なのですから、脇が甘くなるメンバーが出てくること、そこをつつかれて組織が崩壊していくことは歴史の必然ですね。これは誓っても良いのですが、個人的には、都民ファーストの会から不祥事が必ず出てくると思っています。小池さんは、その時の責任追及の余波が自分にまで及ぶことを嫌って、一線を引く形を早急に取りたかったというのが真相ではないでしょうかね。

　とはいえ、代表辞任後も特別顧問という発言権のあるポジションには継続して籍を置きますし、代表は元秘書の野田氏、第一党としての勢力も手に入れたので謀反も起きづらいという諸々の状況を鑑みると、やはり小池都知事の息のかかったメンバーが、小池都知事の意向を忖度しながら進めていくというスタイルで間違いないと思います。

■小池百合子知事、都民代表退任に有権者は複雑「少しずるい」　
http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030091-n1.html

　さて、それでは今週の内容です。

【今週の目次】
１．将来のキミの仕事は「今は存在していない仕事」
２．今週のトピックステーマ
３．気になるアイテム
４．お悩み人生相談 Q&A
５．読者感想コーナー
６．終わりに

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１．将来のキミの仕事は「今は存在していない仕事」