かなしみにおやすみ。
思いがけずいい曲に出会うことは、よくある。
どこかのお店で流れる曲や、CMやテレビ番組で使われているBGM、そしてアルバムの中の一曲だったり。
やっぱり、しんみりする曲が好きなのだよね。
曲だけでもマイナーなのに、出てくるバンドとかもマニアックなのが多いですが、独断と偏見をここに残したいと思います。
1.スキマスイッチ「僕と傘と日曜日」
今回このnoteを書き始めたきっかけになったのが、スキマスイッチのこの曲でした。
随分前に買ったセルフカバーアルバムを久しぶりに聴いてみたところ、この曲の素晴らしさに今更気付き、聴くたび良い曲やなー。と溢れてしまう。
サビの最初は伸びやかで、フレーズの終わりに切ないメロディーを持ってくると言うとてもニクい曲。
噂によると「パラボラヴァ」と言う曲が対になっていてより切ない世界観を共有しているらしいです。
2.GOING UNDER GROUND 「かいき」
ゴーイングアンダーグラウンドと言ったら‘’青春をいっぱいに詰め込んだ三ツ矢サイダーのCM曲をやったことがある人‘’らと言えばぎりぎり分かるのかも知れない。
「ハートビート」と言うアルバムから、2015年に脱退してしまったオリジナルメンバーの河野丈洋さんが作詞作曲。
これまた河野さんより前に脱退してしまったキーボードの伊藤洋一さんの甥が産まれた時に贈った一曲で、
疾走感ある青春ソングのイメージが強いゴーイングに於いて、河野さんの柔らかで切ない曲がとても沁みる。
3.TRICERATOPS「Fall Again」
トライセラで一番好きな曲と言っても過言でなく、またトライセラで初めて買ったCDがこれだったのですよ。
多分トライセラが一番売れてた時代なんじゃ?
GOING TO THE MOONとかifとか赤いゴーカートとかFEVERとか諸々名曲あるのですが個人的にこのサビのメロディと歌詞は絶妙だなと。
「僕らはまた落ちるだろう、君と言う名の深海」とか、どんだけどっぷりハマった恋愛をしたんだよと。
こんな歌詞書けます?
ロマンチックの塊じゃないと無理です。
やっぱ唱さんは永遠の純な少年なんだなぁ。
曲名はやはり大好きなマイケルの曲から来てるのかな。
4.GRAPEVINE「涙と身体」
バインの初期の曲でして、今や知らない方が殆どなんだと思うのですが、個人的にバインの中で一二を争うほど名曲だと思っているんですよね。
多分殆どのバインファンは「光について」を一番に揚げると思うんですよ。
そりゃ、あの曲は対旋律がものすごい良い仕事してますから。
でもね、それを上回る切なさはここにあるんですよ。
とにかく切ない。
切なくて切なくて胸が張り裂ける気持ちがこの一曲で体感できるんじゃないかと言うくらい切ないです。
そして、やっぱりこの曲を作ったのはドラマーでありこのバンドのメロディーメーカー亀さんなんですよね。
この方、切ない曲を作るのに長けすぎてます。
どんな修羅場をくぐり抜けてきたのかと言うほどに切ないメロディー。
田中さんの歌詞もまた切ない。
切なすぎます。
「何を忘れる涙 さよなら言わせたりして」
全国の失恋ボーイ、失恋ガールに聴いていただきたい一曲。
5 .BURGERNUDS「AM4:00」
バガナツの曲って鬱ぽさを凝縮したような感じなんですけど、どこかキャッチーで救いがあるんですよね。
Syrup16gとか、鬱のどん底に落ちていく感じなのに歌詞の内容とは裏腹に疾走感とかアレンジがポップだったり。
AM4:00は、本当にその時間に聞きたくなる曲です。
外は夜が終わる時、少しずつ車の音が聞こえてきて、空が白んでいく。
もう少し経てば鳥の声も聞こえてくる、夜と朝の狭間。
四時まで起きてると自己嫌悪を積み上げてしまいそうです。
あぁ、またごちゃごちゃ考えて眠れなかったと。
6.BURGERNUDS「鋼鉄の朝」
「地下室で死んだふりしようよ」
もう頭から離れないこのフレーズ。
こんな衝撃的な言葉をサビに持ってきて、メロディーがとてもかわいらしく、穏やかで愉しげな雰囲気。
Aメロのとつとつとした孤独感から、BメロではGu/Voの門田さんの少し甘ったるいような声で世界が広がっていく。
サビに繋がって行くような、かわいらしく少し戯けたような雰囲気が、この声質にぴったりとハマる。
歌詞の孤独感や毒気とは裏腹に、穏やかに満たされたような気持ちになって聴いてしまうこの曲はまた中毒性があるのですよ。
7.BUMP OF CHICKEN「opening」
8.BUMP OF CHICKEN「ending」
openingとendingは「THE LIVING DEAD」と言う2000年に発売された2枚目のアルバムのはじまりとおわりの曲。
藤くんのやさしい声が語りかけるように始まるopeningと力強い歌声で締めるending
この2曲によってこのアルバムの統一感を隙きの無いものにしていて、2曲を連続して聴いてみることで一つの大きなストーリーを感じる事ができる。
その詳細がその間に配置されている曲であり、やはり藤くんお得意のお話の世界にいつの間にか迷い込まされてしまっている。